腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(ふぬけども、かなしみのあいをみせろ)は、本谷有希子が主宰する劇団「劇団、本谷有希子」の舞台劇。本谷の作・演出により「劇団、本谷有希子」第一回公演として2000年9月に初演された舞台。 2004年に本谷自身により小説化され2005年6月に講談社より刊行、小説を原作として2007年に映画化されている。 概要女優志望の勘違い女を主人公に、彼女を題材にしたホラー漫画を描いて恨まれている妹や兄夫婦など、4人の人物が主に登場するブラック・コメディ。 2000年に初演。本谷が主宰する劇団、本谷有希子の第1回公演作であった。2004年に再演。この模様はDVD化されている。 あらすじ
北陸のとある山間部に暮らす和合清深は、漫画を描くことを趣味とする暗い女性。ある日、両親が交通事故死したことを受けて、清深の姉・澄伽が帰省する。澄伽は4年前、女優を目指して上京し人気が出なかったために帰省したが、我侭な性格は相変わらず。そんな姉妹が大騒動を巻き起こす。 登場人物
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小説版
舞台再演の後、本谷自身によって小説化され、『群像』の2004年12月号に掲載された。これは第18回三島由紀夫賞の候補になった。2005年6月に講談社より刊行、2007年5月に講談社文庫より文庫化された。 本作を原作として、2007年に佐藤江梨子主演、 吉田大八監督・脚本で映画化された[1]。 書誌情報
映画版
佐藤江梨子主演で映画化された。2007年7月7日公開。監督はCMディレクター出身の吉田大八で、映画監督としてのデビュー作である。第60回カンヌ国際映画祭の批評家週間に出品された[1]。 ロケーションは石川県の能登町で行われた。そのため、石川県では1週間早い6月30日より劇場公開された。石川県は原作者の本谷有希子の出身地でもある。 劇中で清深が描く漫画はホラー漫画家の呪みちるの手によるもの。 2008年2月22日にアミューズソフトエンタテインメントからDVDが発売された。 スタッフ
キャスト
受賞歴等
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脚注
外部リンク
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