背水背水(はいすい)
背水(はいすい)またはバックウォーター(英: backwater)は、河川や用水路などの開水路において、下流側の水位変化の影響が上流側に及ぶ現象のことである[1][2]。 概要背水が生じるのは、流れが常流の場合であり、構造物の存在、水路の断面形状、勾配の変化などがその原因となる[2]。 水位変化の影響を受ける範囲を背水区間という。ダムや堰などによる水位上昇で背水区間の水位が上昇することを堰上げ背水(英: backwater)といい、背水区間の水位が低下することを低下背水(英: drawdown)と呼ぶ[2]。 洪水の際、本川の水位が高い場合、支川から本川への流入が起こらず、そのために支川の水位が上昇することを指す場合もある。 堤防決壊の一因が、バックウォーター現象である可能性を指摘された事例として、以下のものがある。
脚注注釈・出典
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