続本朝往生伝
『続本朝往生伝』(ぞくほんちょうおうじょうでん)は大江匡房による往生伝。康和3年(1101年)から天永2年(1111年)の間に成立した[1]。 概要本書は、名前の通り、慶滋保胤の『日本往生極楽記(本朝往生伝)』を継ぐものとして書かれ、42人の往生者の伝記を載せている[1]。その収録者は、『日本往生極楽記』以後の人物に限られ[2][3]、良源門下に集中している[1]。また、全体的に奇談・霊験談を熱心に書く一方で、往生伝と銘打つにもかかわらず、往生の話が「通り一遍」でしかなかったり、そもそも往生の話を欠いているものすらある[4]。 写本
内容「日本往生全伝」を基に作成 一条朝の「天下の一物」一条天皇伝では、一条天皇(在位: 986年 - 1011年)は多数の「天下の一物」を得たとして、それを列挙している[9]。
「日本往生全伝」、森(2019) p. 1を基に作成 刊行本脚注参考文献
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