篠原 慎(しのはら まこと、1934年 - )は、日本の翻訳家。
青山学院大学英米文学科卒業。
フランス映画の字幕翻訳で有名な秘田余四郎に師事。字幕翻訳を学んだ後テレビの吹替翻訳に転向。
『バークにまかせろ』『0011ナポレオン・ソロ』『かわいい魔女ジニー』などのヒット作テレビドラマの翻訳を手がける。
のち文芸翻訳家となり、フレデリック・フォーサイスを2008年まで一貫して翻訳、ほかにサスペンス小説を主として翻訳している。
翻訳
- 『諜報員アシェンデン』(サマセット・モーム、角川文庫) 1969年
- 『この完全なる時代』(アイラ・レヴィン、角川書店) 1970年
- 『夕陽に向って走れ』(ハリー・ロートン、角川文庫) 1970年
- 『アイルランドで殺せ』(マイケル・ケニアン、角川文庫) 1970年
- 『悪魔のワルツ』(フレッド・M・スチュワート、角川書店) 1971年
- 『不死製薬株式会社』(フレッド・M・スチュワート、角川書店、海外ベストセラー・シリーズ) 1971年
- 『黒の捜査線』(クリス・ストラットン、角川文庫) 1971年
- 『フレンチ・コネクション』(ロビン・ムーア、角川書店) 1972年
- 『ウェスト・サイド物語』(アービング・シュルマン、角川文庫) 1972年
- 『悲しみの街角』(ジェイムズ・ミルズ、角川文庫) 1972年
- 『おかしなおかしな大泥棒』(テレンス・ロア・スミス、角川文庫) 1973年
- 『コッチおじさん』(キャサリン・トプキンス、角川文庫) 1973年
- 『キングス・ロード』(マリエラ・ノヴォトニー、角川書店) 1974年
- 『頭脳破壊』(キット・ペドラー,ジェリー・ディヴィス、角川書店) 1975年
- 『軍隊マフィア』(ロビン・ムーア、角川書店、海外ベストセラー・シリーズ) 1975年
- 『ミュータント59』(キット・ペドラー,ジェリー・デイヴィス、角川書店、海外ベストセラー・シリーズ) 1975年
- 『法王の身代金』(ジョン・クリアリー、角川書店) 1976年、のち角川文庫
- 『マサダ・プラン』(レナード・ハリス、角川書店) 1977年
- 『大油田』(サミュエル・エドワーズ、角川書店) 1979年
- 『リスボン、赤い夏』(マーティン・ウォーカー、角川書店) 1981年
- 『女王陛下よ永遠なれ』(ウィリアム・F・バックリー、角川書店) 1981年
- 『なにかが起こった』(ジョーゼフ・ヘラー、角川書店) 1983年
- 『レモン色の戦慄』(ジョン・D・マクドナルド、角川文庫) 1983年
- 『公園はおれのもの』(スティーヴン・ピータース、角川書店) 1986年
- 『[[ゲーム・オーバー (シェフの本)|ゲーム・オーバー - 任天堂帝国を築いた男たち]](英語版)』(デヴィッド・シェフ、角川書店) 1993年
- 『悪魔のワルツ』(フレッド・M・スチュワート、角川ホラー文庫) 1993年
- 『復讐のオデュッセイア』(イアン・S・ジェイムズ、角川文庫) 1995年
- 『モスクワ・コネクション』上・下(ロビン・ムーア、角川文庫) 1995年
- 『テイクオーバー』(スティーヴン・W・フライ、徳間書店) 1996年
- 『メグ』(スティーヴ・オルテン、角川書店) 1997年、のち改題『メガロドン』(角川文庫)
- 『紅の華網』(リサ・シー、角川文庫) 1998年
- 『モーセの遺命』(ジョン・S・マー,ジョン・ボールドウィン、角川書店) 1999年
- 『隠された神の山 モーセの遺産を追え』(ハワード・ブルム、角川書店) 1999年、のち改題『モーセの秘宝を追え!』(角川文庫)
- 『ダ・ヴィンチ贋作計画』(トーマス・スワン、角川文庫) 2002年
- 『カンビュセス王の秘宝』(ポール・サスマン、角川文庫) 2003年
フレデリック・フォーサイス
特に断わりのないものは角川書店刊、のち角川文庫
- 『ジャッカルの日』 1973年 - 映画版の吹替翻訳も担当した
- 『オデッサ・ファイル』 1974年
- 『戦争の犬たち』 1975年
- 『シェパード』 1975年
- 『悪魔の選択』 1979年
- 『ビアフラ物語 飢えと血と死の淵から』(角川選書) 1981年
- 『帝王』 1982年
- 『第四の核』 1984年
- 『ネゴシエイター』 1989年
- 『騙し屋』 1991年
- 『売国奴の持参金』 1991年
- 『戦争の犠牲者』 1991年
- 『カリブの失楽園』 1991年
- 『神の拳』 1994年
- 『イコン』 1996年
- 『マンハッタンの怪人』 2000年
- 『戦士たちの挽歌』 2002年
- 『アヴェンジャー』 2004年
- 『囮たちの掟』 2004年
- 『アフガンの男』 2008年
チェスター・ハイムズ
- 『ロールスロイスに銀の銃 』(チェスター・ハイムズ、角川文庫) 1971年
- 『暑い日暑い夜 』(チェスター・ハイムズ、角川文庫) 1971年
- 『夜の熱気の中で 』(チェスター・ハイムズ、角川文庫) 1972年
- 『聖者が街にやってくる 』(チェスター・ハイムズ、角川書店) 1975年
ロバート・ラドラム
- 『マタレーズ暗殺集団 』(ロバート・ラドラム、角川書店) 1982年、のち角川文庫
- 『殺戮のオデッセイ』(ロバート・ラドラム、角川文庫) 1986 - 1987年
- 『血ぬられた救世主』(ロバート・ラドラム、角川文庫) 1988年
- 『最後の暗殺者』(ロバート・ラドラム、角川文庫) 1990 - 1991年
- 『白き鷹の荒野』(ロバート・ラドラム、角川文庫) 1992年
- 『マタレーズ最終戦争』(ロバート・ラドラム、角川文庫) 2000年
スティーヴ・シャガン
- 『ザ・サークル』(スティーヴ・シャガン、角川書店) 1984年
- 『発掘』(スティーヴ・シャガン、角川書店) 1985年
- 『復讐』(スティーヴ・シャガン、角川書店) 1988年
- 『円環』(スティーヴ・シャガン、角川文庫) 1988年
- 『火の柱』(スティーヴ・シャガン、角川文庫) 1990年