箱崎村(はこざきむら)は、長崎県壱岐郡にあった村。1956年(昭和31年)に南隣[1]の芦辺町に編入した。
現在の壱岐市芦辺町の北部にあたる。
地理
壱岐島の北東部に位置する。
- 山:男岳(魚釣山)、女岳
- 河川:谷江川、牧川、橋本川、恵美川、蟹田川、深谷川、山川、雨淵川
- 港湾:芦辺漁港
沿革
当地は古くは「椙原村」と称し、14世紀頃は瀬戸浦とともに筑前国筥崎宮の神領であった[2][3]。「箱崎」の地名は1332年(正慶元年)に筥崎宮の分霊を海裏宮[4]に勧請した事に由来し、後に村名を「箱崎村」に改めた[2][3]。
地名
触・浦を行政区域とする。箱崎村は1889年の町村制施行時に単独で自治体として発足したため、大字は無し。
名所・旧跡
箱崎村出身の著名人
参考文献
脚注
- ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 1956年9月25日
- ^ a b 角川日本地名大辞典 42 長崎県「箱崎」
- ^ a b 角川日本地名大辞典 42 長崎県「八幡神社」
- ^ 現在の壱岐市芦辺町箱崎釘ノ尾触にある箱崎八幡神社。はじめは男岳に鎮座していたが、幾度かの社地移転を経て1700年(元禄13年)に釘ノ尾触の根柢(もとのかぶ)山に鎮座した。海裏八幡宮、八幡大神海宮、磯山権現とも称する。
- ^ 芦辺町編入後、箱崎江角触に改称。
- ^ 芦辺町編入後、箱崎釘ノ尾触に改称。
- ^ 芦辺町編入後、箱崎大左右触に改称。
- ^ 芦辺町編入後、箱崎谷江触に改称。
- ^ 芦辺町編入後、箱崎中山触に改称。
- ^ 芦辺町編入後、箱崎本村触に改称。
- ^ 芦辺町編入後、箱崎諸津触に改称。
- ^ 弘安の役瀬戸浦古戦場 長崎県の文化財
※芦辺町編入後の1975年(昭和50年)、長崎県の史跡に指定された。
関連項目