第6回ハリウッド批評家協会映画賞

第6回ハリウッド批評家協会映画賞
開催日	2023年2月24日
会場	ビバリーヒルズ、ビバリー・ウィルシャー・ホテル（英語版）
国	アメリカ合衆国
主催	ハリウッド批評家協会（英語版）
司会	ティグ・ノタロ（英語版）
最多受賞者	『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(9)
最多ノミネート	『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(5)
公式サイト	https://hollywoodcreative.org/
テレビ/ラジオ放送
放送局	KNEKT Television Network YouTube (@HollywoodCriticsAssociation)

第6回ハリウッド批評家協会映画賞（6th Hollywood Critics Association Film Awards）は、ハリウッド批評家協会（英語版）が主催する映画賞。2023年2月24日にビバリーヒルズのビバリー・ウィルシャー・ホテル（英語版）で授賞式が執り行われ、同日には第1回ハリウッド批評家協会クリエイティブ・アーツ賞の受賞作品がソーシャルメディアで発表された[1][2][3][4][5][6]。両映画賞のノミネート作品の発表は2022年12月8日、15日にそれぞれインターネット上で行われた[7][8][9][10]。授賞式の司会はコメディアンのティグ・ノタロ（英語版）が務め[8]、KNEKTテレビジョン・ネットワークで中継されたほか、ハリウッド批評家協会のYouTube公式チャンネルでも配信された[4][11][12]。

最多ノミネート作品は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の9部門で、『イニシェリン島の精霊』の7部門が続いた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』はクリエイティブ・アーツ賞でも最多ノミネート（7部門）を記録している[8]。最多受賞作品は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の5部門で、クリエイティブ・アーツ賞でも編集賞を受賞している[4]。

受賞結果

部門賞

作品賞	監督賞
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 『イニシェリン島の精霊』 『エルヴィス』 『フェイブルマンズ』 『RRR』 『TAR/ター』 『トップガン マーヴェリック』 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』	ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 バズ・ラーマン - 『エルヴィス』 ジーナ・プリンス＝バイスウッド - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 ジェームズ・キャメロン - 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 マーティン・マクドナー - 『イニシェリン島の精霊』 パク・チャヌク - 『別れる決心』 S・S・ラージャマウリ - 『RRR』 サラ・ポーリー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 スティーヴン・スピルバーグ - 『フェイブルマンズ』 トッド・フィールド - 『TAR/ター』
主演男優賞	主演女優賞
ブレンダン・フレイザー - 『ザ・ホエール』：チャーリー役 オースティン・バトラー - 『エルヴィス』：エルヴィス・プレスリー役 コリン・ファレル - 『イニシェリン島の精霊』：パードリック役 ポール・メスカル - 『aftersun/アフターサン』：カルム役 トム・クルーズ - 『トップガン マーヴェリック』：ピート・"マーヴェリック"・ミッチェル海軍大佐役	ミシェル・ヨー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』：エヴリン・ワン・クワン役 ケイト・ブランシェット - 『TAR/ター』：リディア・ター役 ダニエル・デッドワイラー（英語版） - 『ティル』：メイミー・ティル（英語版）役 ミシェル・ウィリアムズ - 『フェイブルマンズ』：ミッツィ役 ヴィオラ・デイヴィス - 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』：ナニスカ将軍役
助演男優賞	助演女優賞
キー・ホイ・クアン - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』：ウェイモンド・ワン役 バリー・コーガン - 『イニシェリン島の精霊』：ドミニク役 ベン・ウィショー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』：オーガスト役 ブレンダン・グリーソン - 『イニシェリン島の精霊』：コルム役 ブライアン・タイリー・ヘンリー - 『その道の向こうに』：ジェームズ役	アンジェラ・バセット - 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』：ラモンダ女王役 ホン・チャウ - 『ザ・ホエール』：リズ役 ジェイミー・リー・カーティス - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』：ディアドラ・ボーベアドラ役 キキ・パーマー - 『NOPE/ノープ』：エメラルド・ヘイウッド役 ケリー・コンドン - 『イニシェリン島の精霊』：シボーン役 ステファニー・スー - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』：ジョイ・ワン / ジョブ・トゥパキ役
キャスト・アンサンブル賞	ボイス/モーションキャプチャ演技賞
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 『バビロン』 『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』	ジェニー・スレイト - 『マルセル 靴をはいた小さな貝（英語版）』：マルセル役 アントニオ・バンデラス - 『長ぐつをはいたネコと9つの命』：長ぐつをはいたネコ（英語版）役 ユアン・マクレガー - 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』：セバスチャン・J・クリケット役 ロザリー・チアン（英語版） - 『私ときどきレッサーパンダ』：メイリン・"メイ"・リー役 ゾーイ・サルダナ - 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』：ネイティリ役
脚本賞	脚色賞
ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート - 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 マーティン・マクドナー - 『イニシェリン島の精霊』 セス・リース、ウィル・トレイシー - 『ザ・メニュー』 スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー - 『フェイブルマンズ』 トッド・フィールド - 『TAR/ター』	サラ・ポーリー - 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 ギレルモ・デル・トロ、パトリック・マクヘイル（英語版） - 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 レベッカ・レンキェヴィッチ（英語版） - 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』 ライアン・ジョンソン - 『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』 サミュエル・D・ハンター（英語版） - 『ザ・ホエール』
アクション映画賞	アニメ映画賞
『RRR』 『THE BATMAN-ザ・バットマン-』 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 『トップガン マーヴェリック』 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』	『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 『バッドガイズ』 『マルセル 靴をはいた小さな貝（英語版）』 『長ぐつをはいたネコと9つの命』 『私ときどきレッサーパンダ』
コメディ映画賞	ドキュメンタリー映画賞
『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』 『Bros』 『ザ・メニュー』 『逆転のトライアングル』 『マッシブ・タレント』	『おやすみ オポチュニティ』 『All the Beauty and the Bloodshed』 『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』 『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム（英語版）』 『セレーナ・ゴメス My Mind and Me（英語版）』
ホラー映画賞	インディペンデント映画賞
『ブラック・フォン』 『バーバリアン（英語版）』 『ボーンズ アンド オール』 『NOPE/ノープ』 『X エックス』	『マルセル 靴をはいた小さな貝（英語版）』 『aftersun/アフターサン』 『チャチャ・リアル・スムース（英語版）』 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 『TAR/ター』
国際映画賞	第一回作品賞
『RRR』 『西部戦線異状なし』 『アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜』 『CLOSE/クロース』 『別れる決心』	シャーロット・ウェルズ（英語版） - 『aftersun/アフターサン』 ドミー・シー - 『私ときどきレッサーパンダ』 エレガンス・ブラットン（英語版） - 『インスペクション ここで生きる』 ジョン・パットン・フォード - 『エミリー・ザ・クリミナル』 ライラ・ノイゲバウアー（英語版） - 『その道の向こうに』
短編映画賞
『All Too Well: The Short Film』 『Moshari』 『North Star』 『Regret to Inform You』 『Triggered』

特別名誉賞

• スポットライト賞 - 『RRR』[13]
• スター・オン・ザ・ライズ賞 - ガブリエル・ラベル（英語版）[12]
• 技術功労賞 - リック・カーター[12]
• 演技功労賞 - アンジェラ・バセット[13]
• 映画製作功労賞 - ライアン・ジョンソン[13]

複数受賞・ノミネート

複数ノミネート 数 作品名 9 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 7 『イニシェリン島の精霊』 5 『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち（英語版）』 『TAR/ター』 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 4 『RRR』 『フェイブルマンズ』 3 『aftersun/アフターサン』 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 『エルヴィス』 『トップガン マーヴェリック』 『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 『マルセル 靴をはいた小さな貝（英語版）』 『ザ・ホエール』 『私ときどきレッサーパンダ』 2 『その道の向こうに』 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 『別れる決心』 『ザ・メニュー』 『NOPE/ノープ』 『長ぐつをはいたネコと9つの命』

複数受賞 数 作品名 5 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 3 『RRR』 2 『マルセル 靴をはいた小さな貝（英語版）』

出典

1. "The Sixth Annual HCA Film Awards" (Press release). Hollywood Critics Association. 2022年12月3日閲覧。
2. "The Inaugural HCA Creative Arts Awards" (Press release). Hollywood Critics Association. 2022年12月3日閲覧。
3. "Hollywood Critics Association Announces Inaugural HCA Creative Arts Awards & 2023 HCA Film Awards Dates" (Press release). Hollywood Critics Association. 13 October 2022. 2022年12月3日閲覧。
4. ^ ""Everything Everywhere All At Once" leads 6th Annual HCA Film Awards with seven wins" (Press release). Hollywood Critics Association. 24 February 2023. 2023年2月25日閲覧。
5. Doster, Tyler (February 24, 2023). “6th Hollywood Critics Association (HCA) awards: 'Everything Everywhere All at Once' emerges victorious”. AwardsWatch. February 25, 2023閲覧。
6. Moye, Clarence (February 24, 2023). “'Everything Everywhere' Leads 2023 HCA Awards with 7 wins”. Awards Daily. February 25, 2023閲覧。
7. “The 6th Annual Hollywood Critics Association Film Awards Nominations | The 2023 HCA Film Awards” (December 15, 2022). December 15, 2022閲覧。
8. ^ "The Nominees for the 6th Annual HCA Film Awards are…" (Press release). Hollywood Critics Association. 15 December 2022. 2022年12月15日閲覧。
9. Moye, Clarence (December 15, 2022). “'Everything Everywhere', 'Banshees' Lead 2023 HCA Film Awards”. Awards Daily. December 15, 2022閲覧。
10. Anderson, Erik (December 15, 2022). “6th Hollywood Critics Association Film Awards nominations: 'Everything Everywhere All At Once', 'The Banshees of Inisherin' lead”. AwardsWatch. December 15, 2022閲覧。
11. “2023 HCA Film Awards Live Ceremony” (February 24, 2023). February 24, 2023閲覧。
12. ^ "The Fabelmans' Production Designer Rick Carter and Star Gabriel LaBelle to be honored at the 6th Annual HCA Film Awards" (Press release). Hollywood Critics Association. 16 February 2023. 2023年2月18日閲覧。
13. ^ "Angela Bassett, Rian Johnson and the cast and crew of RRR to be honored at the 6th Annual Hollywood Critics Association Film Awards" (Press release). Hollywood Critics Association. 5 December 2022. 2022年12月8日閲覧。

関連項目

• 第2回ハリウッド批評家協会テレビ賞（英語版）
• 第1回ハリウッド批評家協会クリエイティブ・アーツ賞
• 第5回ハリウッド批評家協会ミッドシーズン映画賞

外部リンク

• 公式ウェブサイト（英語）