竜吟の滝(りゅうぎんのたき)は、岐阜県瑞浪市釜戸町にある渓谷(谷)、滝。龍吟の滝、竜吟七滝、竜吟峡ともいう。
庄内川(土岐川)の支流、逆川(不動川)にある。上流には防災用のダム、竜吟ダムがあり人造湖の竜吟湖がある。名称は、かつてここには雄龍と雌龍が住んであり、互いに唸り声を上げていたという伝説からである。周辺は「竜吟の森」として遊歩道が整備され、途中に「瑞浪市 自然ふれあい館」がある。水晶山(標高約460m)へのハイキングコースもあり、周辺の里山の湿地には、シデコブシが自生している。
沿革
- 古くから知られていた滝であったが、1902年(明治35年)、中央本線釜戸駅が開業すると、駅周辺の観光地として整備が決まる。
- 1912年(明治45年)、遊歩道が整備される。
- 1963年(昭和38年)、竜吟の滝の上流の湿地に竜吟ダムが完成。竜吟湖として整備される。
- 2001年(平成13年)4月、竜吟の滝の入り口に陶器製のモニュメント「ドラゴン21」が設置される。このモニュメントは、雄雌2匹の龍が卵を抱えて天に向かう姿をしている。
滝の名称
下流から記述する。別の表現もあり、また滝の名称は資料によって異なる。一例であるので注意。数字は高さ。
- 一の滝 16m
- 二の滝 8m
- 三の滝 3m
- えびす滝
- あんま滝
- 昇竜滝
- 梵天滝
- 一の滝は別名 男滝、不動滝
- 二の滝は別名 女滝
- アベック滝、のめり滝という滝がかつては存在したという。一の滝、二の滝、三の滝以外は高さ1m前後しかなく、一見滝とは思えないものもある。アベック滝はあまりにも滝には見えないことから、いつしか表示されなくなったという。
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一の滝(男滝、不動滝)
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二の滝(女滝)
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三の滝
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えびす滝
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あんま滝
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昇竜滝
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梵天滝
交通アクセス
その他
毎年6月下旬に滝開きの行事が、また8月中旬に「竜吟の滝」が行われる。
外部リンク
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