空飛ぶ日曜日
『空飛ぶ日曜日』(そらとぶにちようび)は、1985年10月5日に発売された谷山浩子の11枚目のアルバム。 概要主にラブソングで構成されているが、「風のあたる場所」や「ほおずきランプともして」では、よく聴くと猟奇的な歌詞が含まれている。後半には、鈴木志郎康(組曲「空飛ぶ橇」)と吉原幸子(組曲「少女は・・・」)の2人の詩人とのコラボレーションが含まれる。 「BLUE BLUE BLUE」はシングルで発売された「ブルーブルーブルー」と同楽曲だが、シングル版とはアレンジが大きく異なる。シングル・バージョンはベスト・アルバム『谷山浩子 THE BEST』に収録されている。 「うさぎ」は野咲たみこへの提供曲であり、一部歌詞違いでリメイクされている。1988年にはTBS系『ドラマ23』枠にてテレビドラマ化された『モト子せんせいの場合』(原作はさべあのまの同名漫画)のエンディング曲として使用された。 「恋するニワトリ」はNHK『みんなのうた』で放送された楽曲の一つである。このアルバムでは『みんなのうた』とは別音源のアカペラ風アレンジで収録されており、途中「狼少年ケン」主題歌の「ボバンババンボン…」というフレーズが当時のマネージャーのアイデアで一瞬引用されている。 「恋するニワトリ」は、アイドルグループCoCoがコンサートにて度々カバーして歌っており、「恋するニワトリ」はCoCoバージョンをCD化してほしいという要望が多数出るほどCoCoのファンの中で評価が高い。[要出典]また、2007年にはTHE ポッシボーにもカバーされている。 「少女は・・・」の三部作の詩はアルバム用に書き下ろされたものではなく、初出は「詩とメルヘン」1975年10月号(挿絵は上野紀子)。作曲されたものは1977年6月24日のコンサート「谷山浩子と7人の仲間たち」の吉原がゲストの回に「少女は・・・III」の初演がなされ、翌1978年5月27日の吉原主催のコンサート「うた狂い」の谷山がゲストの回にIとIIが初演された。後者は録音が残っており、演奏前に「人前で歌うの初めてなんですけど、この2曲は…」という谷山の声が聞こえる。 収録曲
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