稲葉右二
稲葉 右二(いなば ゆうじ、1928年8月13日 - 2017年1月8日)は、日本の獣医師。学位は医学博士(順天堂大学・1961年)。元日本大学教授。 畜産農家に恐れられていた牛の伝染病「牛流行熱」「イバラキ病」「アカバネ病」の原因がアルボウイルスであることを突き詰め、診断法やワクチンを開発した。家畜衛生試験場製剤研究部長、日本ウイルス学会理事、日本大学生物資源科学部教授、獣医師免許審議会委員などを歴任した。 研究1971年、「牛の流行熱の研究」により日本獣医学会賞を受賞。1977年、「牛流行熱及び牛伝染性鼻気管炎の予防液の開発」により農林水産省職員功績者。1994年、「各種牛のウイルス病の防除技術の開発及び実用化に関する研究」により日本農業研究所賞を受賞。1998年、「牛伝染性鼻気管炎の診断及び予防技術の開発」により科学技術庁長官賞を受賞。1998年、「牛のアルボウイルス感染症に関する研究」により日本農学会賞、読売農学会賞を受賞。2000年、「牛のウイルス病の診断・予防法の確立」により獣医学奨励賞を受賞。 家族・親族息子は紀行作家、一級建築士の稲葉なおと、甥はミュージシャン、B'zの稲葉浩志である。 略歴
主な賞歴主な共著書外部リンク |