種鶏場前駅
種鶏場前駅(しゅけいじょうまええき)は、埼玉県大宮市大字並木(現・さいたま市大宮区三橋一丁目)に存在した西武鉄道大宮線の停留場。 概要並木駅からそのまま直進し、現在の上小町・櫛引町に入る直前に存在した。当線で唯一路線開通後に新設開業した停留場である。 停留場名の「種鶏場」とは農林水産省が全国各地に設置した畜産試験場の一つで、鶏を専門とするものをいう。当地のものは1927年(昭和2年)に「大宮種鶏場」として開設されたもので、停留場の開業はこれを受けてのものである。 歴史廃線後の状況道路そのものが埼玉県道2号さいたま春日部線(旧国道16号)で拡張を受けており、痕跡は残されていない。また大宮種鶏場は戦後に「大宮種畜牧場」と改称の後、1965年(昭和40年)に福島県白河市に移転、その跡地は現在農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センター・農業技術革新工学研究センターとなっている。種鶏場の庁舎のみが記念館として残されている。 隣の駅参考文献
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