福岡ひびき信用金庫
福岡ひびき信用金庫(ふくおかひびきしんようきんこ)は、福岡県北九州市八幡東区に本店を置く信用金庫。 福岡県一円及び山口県下関市・大分県中津市を営業エリアとする。 通称・略称をひびしんとしている。 概要当時九州の信用金庫で預金量第1位であった北九州八幡信用金庫(本店・北九州市八幡東区)と若松信用金庫(本店・北九州市若松区)が、2001年(平成13年)に対等合併して発足。旧八幡信金本店を本店としている。 2003年(平成15年)に地域の信金再編も目的とし、新北九州信用金庫(本店・北九州市小倉北区)・門司信用金庫(本店・北九州市門司区)・直方信用金庫(本店・直方市)・築上信用金庫(本店・豊前市)と再度合併し、2007年には福岡市に福岡支店を開設した。 炭鉱の閉鎖や製鉄所の縮小など、苦しい時代の地域を支えてきた金融機関である[1]。 2011年には、庫内に「企業コンサルティング部」を新設し、中小企業の相談を受け、ビジネスマッチングや事業再生などの改善計画作りに取り組むとしているほか[2]、2012年に竣工した八幡西区岸の浦2丁目の黒崎文化ホールのネーミングライツを取得して「黒崎ひびしんホール」の名称をつけ[3]、さらに2014年には県下全8信用金庫と共同で融資商品を発売するなど[4]、北九州銀行が設立され、競合の激化する北九州地区において存在感を示すため努力している。 2014年現在、西日本シティ銀行・北九州銀行とともに、北九州市の指定代理金融機関を受託する[5]。翌年4月から同市における指定金融機関の見直しによって、4年間は西日本シティ銀行・北九州銀行の2行が指定金融機関の輪番に加わるため、当庫のみが指定代理金融機関となる。 ATMでは、しんきんATMゼロネットサービスによる入出金と福岡銀行のカードによる出金の手数料は自信金扱いとなる。 本店八幡駅前の本店(旧北九州八幡信用金庫本店)は1971年完成で村野藤吾による設計である[6]。上から見ると屏風のような形で重厚な茶色の色調の建物である[6]。 2003年に5信金が合併したが、本店としては手狭であり、旧新北九州信金本店(小倉北区)に本店機能の一部を置いている。そのため、業務効率化の上で問題があり、本店の移転・立て直しの可能性が検討されていた[6]。2021年、隣接する市有地を取得、増築した建物とつなぐことで、本社機能の集約および建物の保存が決定した[7]。 歴史沿革
店舗網再編業務効率化の為、店舗網再編が行われている。
脚注
外部リンク |