神河町

かみかわちょう ウィキデータを編集
神河町
神河町旗 神河町章
神河町旗
2005年11月7日制定
神河町章
2005年11月7日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
神崎郡
市町村コード 28446-7
法人番号 7000020284467 ウィキデータを編集
面積 202.23km2
総人口 9,667[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 47.8人/km2
隣接自治体 姫路市朝来市宍粟市神崎郡市川町多可郡多可町
町の木 もみじ
町の花 さくら
神河町役場
町長 山名宗悟
所在地 679-3116
兵庫県神崎郡神河町寺前64番地
北緯35度03分51秒 東経134度44分23秒 / 北緯35.06422度 東経134.73972度 / 35.06422; 134.73972座標: 北緯35度03分51秒 東経134度44分23秒 / 北緯35.06422度 東経134.73972度 / 35.06422; 134.73972
地図
役場庁舎位置

外部リンク 公式ウェブサイト

神河町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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神河町(かみかわちょう)は、兵庫県のほぼ中央に位置する神崎郡に属し、2005年11月7日に同郡神崎町大河内町合併して誕生した。中播磨県民センター管轄区域。

地理

但馬播磨分水嶺の南側に位置しており「播磨の奥座敷」ともいわれる[1]。面積は202.23平方キロメートル。山林が約8割を占めており、千町ヶ峰・千ケ峰・暁晴山などの1,000メートル級の山々に囲まれている。峰山・砥峰高原は関西地方でも有数の高原地帯となっている。集落は、小田原川、市川、越知川、犬見川といった河川沿いの狭い谷底平野に点在している[2]。神河町役場付近の標高は、150メートル。

隣接する自治体

姫路市への通勤率は17.5%、福崎町への通勤率は10.3%である(いずれも平成22年国勢調査)。

歴史

  • 2005年平成17年)11月7日 - 神崎町大河内町が合併して発足。
  • 2017年(平成29年)
    • 8月31日 - 神河町唯一のスーパーマーケットが閉店。町民などからの出資を得て翌年にスーパーマーケットが新たに開業[3]
    • 12月 - 峰山高原リゾートが開園。 国の援助を受けて、日本で14年ぶりの新スキー場で観光客の誘致と周囲の住民の雇用創出にも成功したことで過疎の町の奇跡と報道された。当初は住民から「税金の無駄遣い」や「ハコモノ」という反対意見もあったが、予想以上の集客と経済効果で、肯定的に見られるようになった[4]

2017年以前から神河町にはスーパーマーケットは複数店ある。 Aコープ;農協系のスーパーマーケット。神河町粟賀町321-1に存在する。

マックスバリュー:イオン系のスーパーマーケット。神河町粟賀町363番地に存在する。道向かいにはイオン系列のウエルシア薬局もある。付近にはオンセンドやダイソーも出店している。

行政

  • 初代町長:足立理秋(あだちみちあき 旧神崎町長)
  • 町長職務執行者(初代町長選出まで):上野英一(うえのひでかず 旧大河内町長)
  • 2代目町長: 山名宗悟(やまなそうご 2009年11月15日投開票の結果当選)

衆議院

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
兵庫県第12区(神河町、相生市赤穂市たつの市宍粟市姫路市(旧家島町夢前町香寺町安富町域)、揖保郡赤穂郡佐用郡 山口壯 自由民主党 7 選挙区

産業と観光地

  • 峰山高原リゾート - 2017年(平成29年)12月開園[4]

立地企業

地域

人口

平成22年国勢調査では、兵庫県の市町の中で最も人口が少ない。県内人口最小自治体では最も多く2021年に栃木県塩谷町が1万人を下回ってからは唯一県内人口最小自治体で1万人を超えている。

前回調査からの人口増減をみると、5.97%減の12,296人であり、増減率は県下41市町村中36位、49行政区域中44位。

神河町と全国の年齢別人口分布(2005年) 神河町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 神河町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
神河町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 14,659人
1975年(昭和50年) 14,517人
1980年(昭和55年) 14,401人
1985年(昭和60年) 14,266人
1990年(平成2年) 14,492人
1995年(平成7年) 13,829人
2000年(平成12年) 13,500人
2005年(平成17年) 13,077人
2010年(平成22年) 12,289人
2015年(平成27年) 11,452人
2020年(令和2年) 10,616人
総務省統計局 国勢調査より


2014年(平成26年)5月8日に「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が発表した2040年人口推計結果で、20歳から39歳までの若年女性の減少率が2010年(平成22年)比で61.7%となり、「消滅可能性都市」の1つとされた[5]

教育

幼稚園

  • 神河町立寺前幼稚園
  • 神河町立長谷幼稚園
  • 神河町立神崎幼稚園
  • 神河町立越知谷幼稚園

小学校

中学校

高等学校

廃校

  • 神河町立上小田幼稚園(2006年3月31日、寺前幼稚園に統合)
  • 神河町立上小田小学校(2006年3月31日、寺前小学校に統合)
  • 神河町立大河内中学校2011年3月31日、神崎中学校と統合し神河中学校に)
  • 神河町立神崎中学校(2011年3月31日、大河内中学校と統合し神河中学校に)
  • 神河町立川上幼稚園(2012年3月31日、長谷幼稚園に統合)
  • 神河町立川上小学校(2012年3月31日、長谷小学校に統合)
  • 神河町立粟賀幼稚園(2013年3月31日、大山幼稚園と統合し神崎幼稚園に)
  • 神河町立大山幼稚園(2013年3月31日、粟賀幼稚園と統合し神崎幼稚園に)
  • 神河町立南小田幼稚園(2013年3月31日、寺前幼稚園に統合)
  • 神河町立粟賀小学校(2013年3月31日、大山小学校と統合し神崎小学校に)
  • 神河町立大山小学校(2013年3月31日、粟賀小学校と統合し神崎小学校に)
  • 神河町立南小田小学校(2013年3月31日、寺前小学校に統合)
  • 神河町立越知谷小学校(2020年3月31日、神崎小学校に統合)

地区

吉冨(よしとみ)  旧大山村の最南端に位置し、久子(くご)、野上(のがみ)、大歳上(おおとしかみ)、大歳下(おおとししも)、段床(だんどこ)、仲屋(なかや)、戸田(とだ)、庵西(あんにし)、向台(むこうだい)の9組(小集落)から成る。戦国時代以前は藤原一族の荘園がおかれていた縁で、藤原氏の氏神の春日神社が分祀された。明治時代に下吉冨と上吉冨が合併して誕生した。

猪篠(いざさ)  生野峠の南側に存在する集落。


大山(おおやま)  神河町の前身である神崎町の更に前に存在した大山村の中心地

杉(すぎ)

新田(しんでん)

作畑(さくはた)

大畑(おおはた)

岩屋(いわや)

根宇野(みよの)

山田(やまだ)

中村(なかむら)  金楽山法楽寺(ほうらくじ)が有名。播州犬寺との別名あり。播磨西国観音霊場札所15番に数えられている。

粟賀町(あわがまち)

福本(ふくもと)  旧福本陣屋があった地区。旧石器から奈良時代にかけての遺跡が発掘され保存されている。

東柏尾(ひがしかしお)  薬王寺神社が有名。2月に開催され「厄神さん」と称する祭りは昔から親しまれている。

柏尾(かしお)

寺野(てらの)

貝野(かいの)

加納(かのう)

寺前(てらまえ)

交通

鉄道路線

寺前駅

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット

砥峰高原
峰山高原
太田池
福本陣屋
新野水車の里
熊野神水

祭事・催事

  • 砥峰高原山焼き
  • 犬見川ホタル祭り(ホテル モンテローザ わくわく公園)
  • ぐりーんカーニバル
  • かみかわ夏祭り・花火大会
  • 高原ロードレース大会
  • ススキまつり

姉妹都市

出身人物

脚注

  1. ^ 兵庫県神河町基本計画(第2期)”. 経済産業省. 2024年10月6日閲覧。
  2. ^ 神河町について神河町.2021年3月31日閲覧。
  3. ^ まちを照らす希望の灯り 町内唯一のスーパー、住民の手で再生”. 産経新聞 (2022年6月27日). 2023年6月6日閲覧。
  4. ^ a b 14年ぶり新スキー場誕生 過疎の町が「奇跡の秘策」テレ朝ニュース 2018年1月8日
  5. ^ 久保聡、神足俊輔、丸井康充(2014年5月9日). “人口推計:県内2040年、21市区町「消滅可能性」 若年女性、新温泉で7割減”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  6. ^ 「エル・ビレッジおおかわち」の閉館”. 関西電力. 2023年3月7日閲覧。

関連項目

外部リンク