田辺 洋二(たなべ ようじ、1933年4月1日 -2004年12月19日 )は、日本の言語学者。大学英語教育学会会長、早稲田大学教育学部英語英文学科教授、東京国際大学言語コミュニケーション学部長。専門は英語教育。北海道函館市出身。
人物
早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業後、中学校教諭を経てミシガン大学へ留学し1962年に言語学修士を取得。その後、1965年に早大助手に就任し、アーラム大学客員教授等を経て1976年から早大教授、2003年定年退職。教員としての職務の傍らNHK『続基礎英語』の講師を担当したほか、早稲田実業学校校長を務めた。早大教授退任後は東京国際大学へ新設された言語コミュニケーション学部の初代学部長として招聘された。
公職
- 大学英語教育学会会長[1](2001年-2004年)
- 大学英語教育学会副会長[1](1991年-2001年)
- 国際応用言語学会東京大会事務局長[1](1999年)
- 文部省大学設置・学校法人審議会 専門委員[1](1998年-2001年)
- 文部省教育課程審議会 委員[1](1997年-1998年)
主な著書
単著
- 『これからの学校英語―現代の標準的な英語・現代の標準的な発音』(早稲田大学出版部、2003年)
- 『英会話の常識・非常識』(講談社、1992年)
- 『学校英語』(筑摩書房、1990年)
- 『はじめてのヒアリング―耳からの英語入門』(講談社、1988年)
共著
- 『応用言語学事典』(研究社、2003年)
- 『ワードパル英和辞典』(小学館、2000年)
- 『ブライト英和辞典』(小学館、1993年)
- 『英語教育の原理と問題』(松柏社、1969年)
脚注
- ^ a b c d e TOEFLメールマガジン34号