『琉神マブヤー外伝 SO!ウチナー』(りゅうじんマブヤーがいでん そーウチナー)は、琉球放送で2009年10月17日から2010年1月16日まで放送された特撮番組。全13話。
概要
2008年に放送された『琉神マブヤー』の外伝として制作された。沖縄県の昔話を交えて物語が展開される。
あらすじ
沖縄の平和を守る神が住むチルダイ森に熱心に通う2人の男女「ユンタ」と「ゆい」。彼らは森に住む「じんぶんぺーちん」からいろいろなことを習い過ごしている。
そんなある日、マジムンが復活した影響で、沖縄に伝わる昔話の心である「マブイバナ」が消えかかってしまう。
マブイバナを体内に収める能力を持つユンタと、マブイグミの能力を持つゆいが、沖縄の心を守るためマジムンに立ち向かう。
登場キャラクター
- ユンタ
- 本作品の主人公、マブイバナを体内に収める能力を持っている青年。マブイグミにより昔話の人物の魂を宿すことができるがマジムンたちに狙われてしまうためマブヤーに助けを求める。
- ゆい
- 本作品のヒロイン、マブイグミの能力を持つ女性。ユンタと共にじんぶんぺーちんの語る昔話を通して沖縄の大切な心を学んでいる。物語の中ではかなりのガチマヤー(食いしん坊)である。
- じんぶんぺーちん
- チルダイ森の大主を継ぐべく300年の間修行を続けている老人、ユンタとゆいにいろいろな話を聞かせている。琉球空手の達人。チルダイ森の外に出ると修行が100年延びると言われているが、100年に1回は外にでても大丈夫らしい。
- ウーマクー達(ウーマクーター)
- いまだに中学校が卒業できていない沖縄一のウーマクートリオ。いつでもウーマクー活動を実践しており、その結果マジムンが復活することとなる。人柄はそれほど悪くなく、いつもユンタとゆいに絡んでくる。
- 琉神マブヤー(りゅうじん マブヤー)
- ニライカナイからやってきた魂の戦士、心のきれいな人間が「SO!ウチナー」と呼ぶことで現れる。「スーパーメーゴーサー」や「ティーダヤーチュー」などの必殺技を使う。
- 龍神ガナシー(りゅうじん ガナシー)
- 水龍の力を持つニライカナイの戦士であり、マブヤーの代理で登場することもある。「ドラゴンメーゴーサー」や「カンナイヤーチュー」などの必殺技を使う。
- マジムンキング
- 悪の軍団マジムンの王。他のマジムンとともにハゴー山に封印されていたが、護符を剥がされたことで復活、しかし封印の力が完全に解けたわけではなく、一人だけ腰から下は岩に閉じ込められたままでいる。マジムンバナの種を人々の心に蒔くことで沖縄中にマジムンバナを咲かせようと企てている。
- ハブクラーゲン
- ハブデービルに代わる次期リーダーとして登場、「チューバーフォーム」と「ヨーバーフォーム」の2つの形態を持つ。クーバーを引き連れて悪事を働いている。
- オニヒトデービル
- 悪の軍団マジムンの戦士。ハブクラーゲン登場以降はタッグで闘いを挑む場面が多いが、最初にのされてクーバーにひきずられて退場、というのが定番化しつつある。
- マングーチュ
- 悪の軍団マジムンの紅一点。気まぐれで寂しがりやな一面も持っている。
- クーバー
- 悪の軍団マジムンの戦闘員である。「ハゴー」が口癖。1号と2号がいるが外見からは区別がつかない。
- ハブデービル
- 悪の軍団マジムンの首領として活動していたがマブヤーとの戦いに敗れ、軍団を去っていった。
- フリムンぺーちん
- マジムンキングの髪の毛から生み出された刺客。美しい容姿で人を惑わし心にマジムンバナを植えつける。
用語
- マブイバナ
- マブイバナとは沖縄に伝わる昔話の心であり、それが失われると沖縄に危機が迫る。ひとたびマジムンに奪われたら、その日のうちに取り返さないと永久に失われてしまう。
- スーパー酢
- ハブクラーゲンの毒を中和する強力な酢である。
- マジムンZ
- 飲むと極端にパワーアップする飲み物であるが効き目は短い。
- マジムンバナ
- マブイバナに対抗して作られた悪い花である。
キャスト
スタッフ
主題歌
- OP:『琉神マブヤー〜魂の戦士〜』
- ED:『琉神マブヤー〜琉神口説〜』
CD
放送データ
関連項目
外部リンク