『琉球の五偉人』(りゅうきゅうのごいじん)は、伊波普猷と真境名安興による共著で1916年に小沢書店で出版された。1961年の『伊波普猷選集』(上巻、沖縄タイムス社)、1975年(新版・1993年)の『伊波普猷全集(第7巻)』平凡社、1993年に『真境名安興全集(第4巻)』琉球新報社、各・刊行にも収録された。
概略
本書中に取り上げられている琉球史上の五人の人物をして、書名を『琉球の五偉人』とするが、当初から一冊の本として出版するために執筆されたものではなく、伊波普猷がすでに発表していた論文「沖縄の代表的政治家」をベースとし、さらに真境名安興が執筆した稿を追加し、単冊本として発刊されたものである。
なお、現代の沖縄で語られる琉球の五偉人は、本書の存在をぬきに五偉人の人物のみを認識しているのが大方で、五偉人の定義が本書を端緒とすることはあまり知られていない。
琉球の五偉人一覧
各人の詳細についてはそれぞれの項目を参照のこと。
書誌情報
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