牧口一二牧口 一二(まきぐち いちじ、1937年 - 2024年9月26日)は、日本のグラフィックデザイナー、障害者運動家、作家。 大阪府出身。大阪美術学校(現・大阪芸術大学)卒業。障害者の社会進出、自立などを考え、精力的に活動し、障害者に代わる新しい言葉の模索もしている。 人物・エピソード満1歳の頃、脊髄性小児マヒ(ポリオ)にかかり、歩くことが不自由になる。小学校2年の頃から松葉杖で通学することが出来るようになり、中学、高校、美術学校と、全て地域の学校に通う(現在は車イスを使っている)。 美術学校卒業後、54社もの就職試験を受けるが、全て不採用となる。その後、美術学校時代の学友の助けで、グラフィック・デザイナーとしての活動を始める。現在、合名会社おばけ箱代表。また障害者が社会進出出来ることなら何でも手掛けようと、大阪市立大学などで「障害者と人権」論の非常勤講師、障害者文化情報研究所所長、誰でも乗れる地下鉄をつくる会代表の他、過去には「きらっといきる」(NHK教育)の司会者としてレギュラー出演していた。 障害者の一人として、障害者にしか分からない社会のおかしさ、矛盾を指摘する。また、心や体のどこかに「障害」ある人を「障害者」と呼ぶことについて、疑問を投げかける他、「人間の自立」についても考える。さらに、人と人との共生だけでなく、動物と人間、植物と人間、それをとりまく周囲の環境と人間の暮らしについても考えている。 2024年9月26日に死去。87歳没[1]。 日本聖公会の信徒で有り、大阪聖ヨハネ教会にて葬儀が営まれた。 出演番組
書籍作品
講演
脚注
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