グラフィックデザイナー(英: graphic designer)とは、写真・動画・絵画・イラスト・文字などを同一画面に構成する人。グラフィックデザイナーの中心的な任務は、情報を視覚的に第三者へ伝えることにある[1]。
解説
アートディレクター、エディトリアルデザイナー、写真家などを兼ねることも多く、組版、イラストレーション、ユーザインターフェース、ウェブデザインなども担当する場合があるが、専門職に委ねられる場合もある。パンフレットや広告のような出版・印刷される媒体、もしくはwebサイトのような電子的な媒体のためのグラフィックを主に作成する。
ただし、厳密には“graphic-”という形容詞自体が「印刷の- 図案の-」という英語的意味を持つため、WebデザイナーやUIデザイナーは「Webクリエイター」「CGグラフィッカー」と区別されるべきものである。
日本では「デザイン」あるいは「デザイナー」という名称は商業目的を指す事が多いため、画家はグラフィックデザイナーと区別されることを望む。横尾忠則のように画家になるためには、デザイナーをやめる必要があると考える者もいる。これは画家の方が制作に対して制約が少なく、格が上であるとの思想から。
歴史
橋口五葉は、日本で最初のグラフィック・デザイナーとして知られている。(生誕100年 橋口五葉展(2011年)チラシ(千葉市美術館)より)
主なグラフィックデザイナー
欧州
アジア
日本
香港
イスラエル
北アメリカ
職能団体
脚注
注釈
出典
参考文献
- 『12人のグラフィックデザイナー』 美術出版社、1968年
- 『世界のグラフィックデザイナー100』 誠文堂新光社、1994年
- 『ジーニアス英和辞典』および『ブレーン』誌
関連項目
外部リンク