無動寺 (神戸市)
無動寺(むどうじ)は、兵庫県神戸市北区にある高野山真言宗の寺院。山号は若王山。本尊は大日如来。 歴史当寺は厩戸皇子(聖徳太子)が蘇我馬子と結んで物部守屋を倒そうとした時、鞍作鳥(鞍作止利)に命じて大日如来像や諸尊の像を彫らせて戦勝を祈願したところ、守屋の大軍に勝利することができたという。そこで皇子は七堂伽藍を建立して福寺(普救寺)と名付けたという。これが当寺の創建であるという。 その後、幾度か盛衰の変遷があった。 現在の堂宇は中興開山である眞源阿闍梨が帰省した際に当寺の荒廃ぶりを見て再興を発願し、20数年勧進して宝暦2年(1752年)3月に再建したものである。 明治時代になると神仏分離によって鎮守社の若王子神社が独立し、当寺も廃仏毀釈で一時廃寺となったが、しばらくして若王山地蔵院無動寺として復興された。 1875年(明治8年)には末寺を統合している。 境内
文化財重要文化財
兵庫県指定有形文化財
前後の札所脚注外部リンク |