潮騒橋
概要静岡県掛川市に立地し、一級河川である菊川の河口に架かる橋である[1]。太平洋岸自転車道の一つである静岡県道376号浜松御前崎自転車道線のための橋であり、自転車・歩行者専用の橋である[1]。 静岡県建設技術センターにより設計され、住友建設・ピーエス・若杉組JVにより1995年に完成した。世界で初めての「連続上路式吊床版橋」として建造された。特に「4径間連続上路式PC吊床版橋」という構造形式は、世界でも類を見ない[1]。また、吊床版橋としては、日本国内最長を誇る[1]。 橋梁として高く評価されており、土木学会より土木学会田中賞作品部門が授与されている[2]。また、「日本最大4径間連続上路式PC吊床版橋」[3]との理由から、静岡県庁が県内のさまざまな「日本一」を採取して紹介する「Myしずおか日本一」の一つとして選定されている[3]。 周辺には、日本初の河川マリーナである「大東マリーナ」が立地している。この大東マリーナに出入りする船舶が橋の下を通過するため、航路高は9.5メートルも確保されている。 遠州灘が見渡せる眺望が有名であるが、冬季を中心にこの地域特有の「遠州の空っ風」が吹き荒れる日が多いため、通行には注意が必要である。 2023年7月期のテレビドラマ『VIVANT』(TBS日曜劇場)ではロケ地として使用された[4]。 橋梁データ
賞歴
周辺施設脚注
関連項目外部リンク
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