深沢 潮(ふかざわ うしお、1966年(昭和41年)[1] - )は、日本の小説家。女性。
来歴・人物
東京都生まれ[2]。兄と姉は死亡し、8歳下と13歳下の妹2人。両親は在日韓国人で父親は在日1世、母は在日2世[3]、自身は1993年の在日コリアンとの結婚(のち離婚)・妊娠を機に日本国籍を取得した(30歳)[4]。
1989年上智大学文学部卒業後、外資系金融会社勤務や日本語講師などを経験。
2012年(平成24年)、『金江のおばさん』で、第11回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞[5]。
2019年(令和元年)9月、9月13日号『週刊ポスト』の特集記事「韓国なんて要らない」が「差別扇動であるとして見過ごせず」、連載していたリレーエッセイから抜けると発言する[6]。
著書
- 『ハンサラン 愛する人びと』(2013年2月 新潮社)
- 【改題】『縁を結うひと』(2016年2月 新潮文庫)
- 『伴侶の偏差値』(2014年3月 新潮社 / 2017年9月 小学館文庫)
- 『ランチに行きましょう』(2014年8月 徳間書店 / 2018年6月 徳間文庫)
- 『ひとかどの父へ』(2015年4月 朝日新聞出版 / 2018年5月 朝日文庫)[7]
- 『緑と赤』(2015年11月 実業之日本社 / 2019年1月 小学館文庫)
- 『ママたちの下剋上』(2016年11月 小学館)
- 『あいまい生活』(2017年11月 徳間書店)
- 『海を抱いて月に眠る』(2018年3月 文藝春秋 / 2021年4月 文春文庫)
- 『かけらのかたち』(2018年11月 新潮社 / 2022年9月 新潮文庫)
- 『乳房のくにで』(2020年9月 双葉社 / 2022年12月 双葉文庫)
- 『翡翠色の海へうたう』(2021年8月 KADOKAWA)
- 『わたしのアグアをさがして』(2022年12月 KADOKAWA)
- 『李の花は散っても』(2023年4月 朝日新聞出版)
アンソロジー
※ 「」内が深沢潮の作品
- 黒い結婚白い結婚(2017年3月 講談社)「かっぱーん」
出演
ウェブ番組
脚注
外部リンク