河野伸一朗
河野 伸一朗(かわの しんいちろう、2006年8月20日 - )は、宮崎県児湯郡都農町出身[1]のプロ野球選手(投手・育成選手)。左投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。 経歴プロ入り前小学校3年生のときに野球を始めた[2]。 宮崎学園高校では1年春の九州大会1回戦で公式戦デビューを果たした[3]。2年夏の宮崎大会では背番号11[4]で全5試合に登板[5]。4完投1完封、計42回7失点[6](自責点6[5])の活躍で、春夏通じて創部21年目で初となる甲子園大会出場に貢献した[4]。甲子園大会では背番号1を付け[2]、文星芸大付との初戦に先発したが、試合中盤以降に制球を乱し[7]、被安打15・9失点で完投負け[8]。2年秋の県大会でも宮崎日大との3回戦に先発するも、2点リードの6回から制球難に陥り、7回には自身のフィールディングのミスを皮切りに、4四球で逆転を許してイニング途中から一塁の守備に回り、チームも敗れた[9]。2024年2月には体育のバレーボールの授業中に着地に失敗し、右足首に重度の捻挫[5][10]。さらに、5月には左肘の靱帯を痛め、3年夏の宮崎大会は背番号1ながら登板は回避し、代打として出場し[5]、チームは宮崎商業との3回戦で敗退した[11]。痛めた左肘については、保存療法で10月からキャッチボールを再開した[12]。 2024年10月24日に開催されたドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから育成5位指名を受けた[13]。11月11日には支度金300万円・年俸360万円(金額はいずれも推定)で入団に合意[14]。12月9日に背番号が128と発表された[15]。 選手としての特徴身長190cmの長身[12]かつ高いリリースポイント[16]から投げ下ろす投球フォームは角度があり、打ちづらいのが特徴[17]。持ち球は最速140km/hのストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップがある[6]。 投手としてドラフト指名を受けたが[13]、宮崎学園高校時代には「バッティングの方が自信はあります」と話し[16]、2年夏の宮崎大会では打率.471を記録[7]。勝負強く、長打もあることから、上級生が引退した後の新チームでは4番を任された[18]。 同校の崎田忠寛監督は、2023年秋の県大会で敗退した際、河野について「河野の場合は気力や体力面の問題だと思います」「冬の最優先課題は集中力を維持できるだけの体力、そしてコントロールを身に付けること」と話した一方[9]、指導面の悩みとして「彼は本当にバッティングが好きなので、普段の練習でもバッティング練習が多く、投手に必要な基礎メニューは後回しにしてしまうんです。私たちが求めている部分と彼がやっていることには、まだまだ開きがありますね」とも話した[18]。翌2024年2月の取材でも「ボールの質もコントロールも前よりよくなっているのはたしかです。ただ、私としては体づくりのためのトレーニングを重視してほしいんですけど、私の意図するところまではまだいっていない感じです」と、河野は時間を見つけてはバットを握り、打撃練習に精を出していた[16]。 詳細情報背番号
脚注注釈出典
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