池田芳正池田 芳正(いけだ よしまさ、1969年3月20日 - )は日本の実業家、ゲームクリエイター。大阪府貝塚市出身。フランチャイズチェーンのカードショップ「カードキングダム」の創業者。また、ブシロードから発売されていた『フューチャーカード バディファイト』の原作者でもある。カードショップ経営時代からの愛称「池っち店長」で知られている。
経歴スーパーマリオブラザーズ発売前から大手玩具店の店員として10数年テレビゲームを販売していた[1]。 2000年に徳島県にてフランチャイズのトレーディングカードゲーム(TCG)販売店「フューチャービー徳島店」を出店[2]。カードゲームメーカーに直訴してエラッタを実現するなど精力的に活動し[1]、2004年に拠点を東京都へ移し有限会社遊縁を創業、カードショップ「カードキングダム」を展開。販路を拡大する傍ら、ニコニコ動画にTCGの対戦動画を投稿し、カードゲーム動画の草分け的活動を行った。 2006年から2008年の間、インターネットラジオのかないみか&いけっち店長のカードキングダムラジオを配信した。 2009年から2011年の間、HiBiKi Radio Stationにてカードキングダムラジオを配信した。 2013年、『フューチャーカード バディファイト』の原作者としてカードゲームの製作に関わる(ゲームシステムやアニメにおけるストーリー、キャラクター設定、棋譜、プロモート計画等を考案したと語る[3])ようになり、8月31日にはカードキングダムグループの代表と遊縁の社長の座を退き[4]、スタジオ池っちを立ち上げる。 2015年、関係者間でのイメージ共有ができ、自らの仕事がなくなったとして、7月にはバディファイトの製作から離れた[5]。 2016年6月8日、カードキングダムの動画にて再び登場[注 1]、グループ店舗でのイベントに参加することを告知し[6]、以後動画への出演を続けている。 2017年3月22日にFORCE OF WILLがクラウドファンディングを開始したアニメ連動型TCG『ドミネイター』において原案を担当する[7][8]。『ドミネイター』は2019年内にアニメの放送を開始する計画であったが、企画が頓挫[3]。その後2018年末に権利がブシロードへ移管され、商品展開の計画を見直されている[9]。 2020年には株式会社大遊で新作カードゲーム『ゲートルーラー』の制作を行っていることをTwitterで公表した[10]。12月10日には一般ユーザー向け発表会を行い、12月26日から正式発売された[11]。 2021年1月9日、ブシロードからの提訴を受けて、大遊の代表取締役を辞任する声明を発表した[2]。「ゲートルーラー」の制作は継続する意向[12]。 2021年8月4日、強要・誹謗中傷を含む不適切な発言をしたとして、「ゲートルーラー」のプロジェクトを解職されたことが、株式会社大遊・ゲートルーラー運営から発表された[13][14]。 人物玩具店の店員時代、『ストリートファイターII』の基盤を30万円で購入するほどのめり込んでいたが、テレビゲーム業界の冷え込みにブームの終焉を感じ、カードゲーム販売に力を入れた。この時の結果として、新世紀エヴァンゲリオンのTCGを売りすぎるぐらい売り、それだけでボーナスをもらうほどの手腕を見せたという[1]。 店を作ってからは、強いカードが突出したゲームバランスの悪いゲームやデバッグの満足でないゲームを徹底的に嫌うガンコ店長と化したと語り[1]、カードゲーム作品に対して辛辣なコメントを述べる場合もある。それらの言動によって過激的に捉えられることもあり、好みの分かれる人物であるとされる[2]。 また、その情報発信の仕方に関しては度々問題視されることがあり、『ゲートルーラー』へのユーザーの不満や販売店の疑義などに対してTwitter上での対応を巡り炎上した[11][注 2]。また、『フューチャーカード バディファイト』においてはブシロードと契約について4度の守秘義務違反や著作権侵害、信用毀損を行い、ブシロードから提訴されている[15][16][17]。 カードキングダム
池田が創業したフランチャイズチェーン形式のトレーディングカードショップ。世界で最初にTCGの対戦動画を投稿したとしている[2]。 2007年にYouTubeチャンネルを開設。池田はYouTubeがGoogle傘下になって日が浅い頃から動画投稿を行っている古参YouTuberでもあり、トレーディングカードゲーム業界では最古参クラスと言える。2015年にサブチャンネルと店舗別チャンネルを開設[18][注 3]。カードゲーム動画の草の根活動を続けているカードキングダムからは、UUUMに所属していたサンダー[19]のようにカードキングダムで勤務していた人物がYouTuberとして独立し、個々にチャンネルを開設するようにもなった。2021年まではカードキングダムの動画チャンネルもUUUMに所属していた[20]。 バディファイト前述の通り原作者として活動していたが、2015年7月にはプロジェクトを離脱。 ゲートルーラー2020年、彼が原作開発を担当するTCG「ゲートルーラー」が発売。 脚注注釈出典
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