毘沙門町
毘沙門町(びしゃもんちょう)は、奈良県奈良市の中央部、市街地の中央部に位置する地区である。ならまちに位置する町の一つ。郵便番号は630-8383。 地理奈良市に位置する。北は鵲町、北東は公納堂町、南東は十輪院町、南西は薬師堂町、西は芝新屋町、北西は芝突抜町に接する。 地名の由来町の西側に毘沙門天を安置する「毘沙門堂」があることからその名がついた。信貴山の本尊にあった毘沙門天が、兵乱時に持ち出され、現在の毘沙門町付近に捨てられていたため、この毘沙門堂に安置されたといわれている。現在は法徳寺にあるとされる。 歴史もともと、町の西側には元興寺大塔院の境内が、東側には元興寺禅院境内があったという。宝永年間(1704年~1711年)には春日若宮祭に出演する能役者や、参勤する大名らに宿泊所を提供する宿割町として栄えた。1859年に火事によって元興寺大塔が焼失した。また、昭和30年頃には多くの店が立ち並びにぎわいを見せていたが、現在はほぼすべての店が閉まっている。 施設交通近鉄奈良駅から徒歩で約13分。 小・中学校の学区奈良市立飛鳥小学校および、奈良市立飛鳥中学校校区にあたる[1]。 参考文献
脚注関連項目 |