正親町三条実音
正親町三条 実音(おおぎまちさんじょう さねとし[3]、旧字体:正親町三條 實音󠄁)は、南北朝時代の公卿。内大臣・正親町三条公秀の次男。母は従三位非参議藤原家相の娘。官位は従一位・准大臣。 経歴以下、『公卿補任』と『尊卑分脈』の内容に従って記述する。
従一位昇叙の背景鎌倉幕府が崩壊して政権が流動的であった時、実音は持明院統に忠義を尽くしたようである。光厳院が河内東条へ移された際に供奉した公卿は実音のみであったという[4]。また、姉・秀子が女院となり兄・実継も父公秀に続いて内大臣に任ぜられ、兄・実継に次いで従一位に叙せられた実音は持明院統の外戚としての処遇を受けたと考えられる。 系譜脚注参考文献 |