格 非(かく ひ、1964年 - )は、中華人民共和国の小説家[1]。本名は劉 勇。代表作に小説『江南三部曲』。中国作家協会会員、清華大学中文系教授。
略歴
1964年、江蘇省鎮江市丹徒区に生まれた[2]。
1981年に華東師範大学中文系漢語言文学専業に入学した、1985年に修士号取得後、同校で教職に就く。
1986年、処女小説『追憶鳥攸先生』を発表。
2000年、文学博士学位取得、清華大学中文系に転職。
2015年、『江南三部曲』(『人面桃花』『春盡江南』『山河入夢』)が「中国長編小説の最高賞」との誉れをもつ第九回「茅盾文学賞」を受賞[3]。
作品
- 『敵人』、1991年、花城出版社
- 『唿哨』、1992年、長江文芸出版社
- 『辺縁』、1993年、浙江文芸出版社
- 『雨季的感覚』、1994年、新世界出版社
- 『格非文集:樹与石』、1996年、春風文芸出版社
- 『格非文集:眺望』、1996年、春風文芸出版社
- 『格非文集:寂静的声音』、1996年、春風文芸出版社
- 『欲望的旗幟』、1996年、江蘇文芸出版社
- 『格非散文』、2001年、浙江文芸出版社
- 『塞壬的歌声』、2001年、上海文芸出版社
- 『青黄:格非小説』、2001年、浙江文芸出版社
- 『傻瓜的詩篇』、2001年、時代文芸出版社
- 『小説叙事研究』、2002年、清華大学出版社
- 『更多的人死于心碎:我最喜愛的悲情小説』、2004年、新世界出版社
- 『卡夫卡的鐘擺』、2004年、華東師範大学出版社
- 『人面桃花』、2004年、上海文芸出版社
- 『影響了我的二十篇小説:中国小説讀本』、2005年、百花文芸出版社
- 『格非作品精选』、2006年、長江文芸出版社
- 『戒指花:格非短篇小説代表作』、2007年、春風文芸出版社
- 『不過是垃圾:格非中篇小説代表作』、2007年、春風文芸出版社
- 『山河入夢』、2007年、作家出版社
- 『一个人的電影』、2008年、中信出版社
- 『朝雲欲寄:格非文学作品精選』、2009年、華東師範大学出版社
- 『蒙娜麗莎的微笑』、2010年、海豚出版社
- 『文学的邀約』、2010年、清華大学出版社
- 『春尽江南』、2011年、上海文芸出版社
- 『隠身衣』、2012年、人民文学出版社
日本語訳
受賞
2015年、『江南三部曲』(『人面桃花』『春尽江南』『山河入夢』)、第九回茅盾文学賞[4][5][6]。
脚注
|
---|
2000年代(第1回・第2回) |
---|
第1回(2006) |
|
---|
第2回(2008) |
最優秀賞 | |
---|
審査員賞 | |
---|
最終候補作 |
張煒『刺猬歌』/ 鉄凝『笨花』/ 曹乃謙『闇夜におまえを思ってもどうにもならない』
|
---|
|
---|
|
|
2010年代(第3回 - 第7回) |
---|
第3回(2010) |
最優秀賞 | |
---|
審査員賞 |
李永平『大河尽頭』上巻 / 刁斗『我哥刁北年表』/ 畢飛宇『ブラインド・マッサージ』
|
---|
最終候補作 | |
---|
|
---|
第4回(2012) |
|
---|
第5回(2014) |
|
---|
第6回(2016) |
|
---|
第7回(2018) |
|
---|
|
|
2020年代(第8回 - ) |
---|
第8回(2020) |
|
---|
第9回(2022) |
最優秀賞 | |
---|
審査員賞 |
董啓章『後人間喜劇』/ 陳冠中『北京零公里』/ 閻連科『中国のはなし 田舎町で聞いたこと』
|
---|
最終候補作 | |
---|
|
---|
第10回(2024) |
|
---|
|
|
|
---|
1980年代 - 1990年代(第1回 - 第4回) |
---|
第1回(1982年) | |
---|
第2回(1985年) |
李準『黄河東流去』/ 張潔『沈重的翅膀』(改訂版)/ 劉心武『鐘鼓楼』
|
---|
第3回(1991年) | |
---|
第4回(1997年) | |
---|
|
2000年代 - 2010年代(第5回 - 第10回) |
---|
第5回(2000年) | |
---|
第6回(2005年) | |
---|
第7回(2008年) | |
---|
第8回(2011年) | |
---|
第9回(2015年) | |
---|
第10回(2019年) | |
---|
|