林昌寺 (瑞浪市)
林昌寺(りんしょうじ)は岐阜県瑞浪市陶町大川にある臨済宗妙心寺派の聖澤門派の寺院。山号は臥龍山。 歴史延徳2年(1490年)土岐持頼の子で、臨済宗聖澤門派の祖となった東陽英朝が開山した寺と伝わる。 東陽英朝は、林昌寺を開山した後は、岐阜市の定慧寺を開山し、各務原市の少林寺を中興した。 永正元年(1504年)、少林寺にて遷化したため少林寺に塔所があるが、 林昌寺の境内墓地内には、永正元年(1504年)建立の開山塔(無縫塔)がある。 寺への入ロの辻には、享保17年(1732年)作の三界萬霊塔や、寛延2年(1749年)の四国霊場巡拝記念碑などがある。 安政年間(1855年~1860年)に堂宇が焼失したため、現在の堂宇は文久元年(1861年)の再建である。 美濃瑞浪三十三観音霊場十六番の他に、恵那新四国八十八箇所霊場二番の札所ともなっているが、その理由は、昭和29年(1954年)に瑞浪市が発足する以前、この地は恵那郡に属していたからである。 境内観音堂弘化4年(1848年)建立の観音堂には、宝暦13年(1763年)に建立の庚申堂棟札や、明治41年(1908年)に催された句会の際に詠まれた36首の俳句の額が掲げられている。 三界万霊塔林昌寺辻の三界万霊塔[1]は笠塔婆型で「享保十七[2]壬子歳四月 施主大川村住 吉川傳兵衛」とあり、西国巡礼連中による聖観音像や地蔵尊石像と共に並んでいる。 西国霊場順礼碑関連リンク参考文献
脚注 |