松川浦
松川浦(まつかわうら)は、福島県相馬市原釜と磯辺の間にある潟湖[2]。砂州により太平洋と隔てられている。白砂青松で知られており、松川浦県立自然公園に指定されている[2]。 概要カタカナの「フ」の字形で、長さ7km、幅1.5kmほどである[2]。最大水深5.5m[2]。 江戸時代から相馬中村藩によって塩田が開発されていたが1905年(明治38年)に廃止された[2]。1908年(明治41年)に船運の利便性向上のため北側の丘の一部に水路が掘削され、その後、鵜の尾岬南側の水路は自然に閉塞した[2]。北側に新沼浦(今神浦)、南側に山信田浦があったが、昭和初期までに干拓で姿を消した[2]。 入り江の入り口内側は松川浦漁港の一つである原釜漁港、浦内最南部に磯部漁港がある。ヒトエグサ(アオサ)[3]や牡蠣の養殖が盛んである[2]。 大小の島や岩が点在する風光明媚な風景は日本三景の松島になぞらえて 「小松島」とも評され日本百景の一つに数えられ、松川浦県立自然公園にも指定されている。春から夏にかけては潮干狩りが、漁港近くの海岸や、浦内最大の島・中州などで行われる。日本の白砂青松百選の選定も受けている。 松川浦周辺には、観光イチゴ園、観光ホテル、旅館、民宿、海産物市場・販売所等多くの施設が立地する。 歴史
交通ギャラリー
脚注関連項目外部リンク |