東谷村(ひがしだにむら)は、かつて富山県中新川郡にあった村。
概要
白岩川上流、立山連峰の西北山麓の地域で、林業、養蚕、畑作に従事していた[1]。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、上新川郡上白岩村、四谷尾村、谷口村、虫谷村、六郎谷村、目桑村、谷村、長倉村、城前村、小又村、松倉村及び座主坊村の区域をもって、上新川郡東谷村が発足する。役場は日中上野戸長役場より分離し、上白石安楽寺に設置[2]。当時の戸数は430戸、人口2,456人[1]。
- 1893年(明治26年)6月 - 上白岩山ノ下21ノ甲に坪面積13坪7合の2階造りの村役場を建ててここに移る[2]。
- 1896年(明治29年)3月29日 - 郡制の施行のため、上新川郡の区域から分立して、中新川郡が発足により、中新川郡に所属となる。
- 1912年(明治45年)6月 - 旧村役場が狭くなったため、当時新たに建設された伝染病隔離病舎内に移転[2]。
- 1954年(昭和29年)1月10日 - 中新川郡雄山町、上段村、釜ヶ淵村、立山村、東谷村及び利田村が合併して、中新川郡立山町が発足する。
参考文献
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
- 『統計たてやま 2013』立山町 2013年9月。
- 『立山町史 下巻』立山町 1984年2月15日。
脚注
関連項目