東京都北区立中央公園中央公園(ちゅうおうこうえん)は、東京都北区十条台にある北区立の公園である。
東京都北区立公園条例による名称は「東京都北区立中央公園」と称している[1]。 面積は65,620m2 あり、北区立の公園として、飛鳥山公園に次いで最大である。 歴史当公園付近一帯は、明治時代から戦前にかけては東京第一陸軍造兵廠があり、陸軍で使われる銃弾などの兵器を製造していた軍用地であった。 第二次世界大戦後、当地は米軍に接収されて東京兵器補給廠(TOD)の一部となった。一部は1959年に陸上自衛隊十条駐屯地になったほかは、残りは米軍の王子キャンプ(またはキャンプ王子)として利用され、ベトナム戦争時にはキャンプ内に野戦病院も置かれていた。これに対し、野戦病院の閉鎖や日本への敷地返還などを求める運動が持ち上がり、1968年頃には全学連などによる暴力が付近で展開された[2]。 そうしたこともあり1971年に当地は返還され公園として整備され、1976年に北区立中央公園として開園して現在に至っている。 施設公園内には戦前置かれていた東京第一陸軍造兵廠の本部の建物が現在でもそのまま残されており、現在では中央公園文化センターとして生涯学習の場として各種ホールや会議室・研修室などが入った施設となっている。この建物は1930年の建設で、米軍接収後はもとの茶色から白色に塗装され、その特徴ある外観から、ドラマや映画のロケなどにもしばしば利用されている。 同じく旧陸軍施設だった東京砲兵工廠銃砲製造所275号棟を活用して建設された北区立中央図書館が2008年6月28日に開館、これに伴って文化センター図書館は2008年6月2日をもって閉館となった。中央図書館は275号棟の赤レンガを外観・内装に活かし、愛称も「赤レンガ図書館」としている。 年表
主な施設
隣接施設
交通・利用情報
脚注
外部リンク
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