暗闇へのワルツ『暗闇へのワルツ』(くらやみへのワルツ、Waltz into Darkness)は、アメリカ合衆国の作家コーネル・ウールリッチがウィリアム・アイリッシュ名義で1947年に発表したサスペンス小説[1]。 この作品を原作として、フランソワ・トリュフォー監督の1969年の映画『暗くなるまでこの恋を』やマイケル・クリストファー監督の2001年の映画『ポワゾン』が制作された[1]。 フランス語には、ジョルジュ・ベルモントにより "La Sirène du Mississippi" の題名(「ミシシッピ川のセイレーン/人魚」の意)で翻訳され、1950年にガリマール出版社から出版された[2]。トリュフォー監督の1968年の映画『夜霧の恋人たち』の中には、主人公がこの本を読んでいる場面がある。 日本語では、高橋豊による翻訳があり、1958年に早川書房の「世界探偵小説全集」の1冊として出版され[3]、1976年にはハヤカワ・ミステリ文庫に入った[4]。 あらすじルイスは、通信交際会を介して手紙をやり取りしていた、写真だけでその姿を知るジュリアと結婚することになっていた。ジュリアの乗る船がニューオーリンズに到着した日、ルイスは乗客の中に彼女を見つけることができなかった。多くの人が行き交う中、必死に彼女を探していたルイスは、ひとりの美女と出会う。[5] 仮面の花嫁 暗闇へのワルツ登場人物を日本人に、舞台を日本に翻案したテレビドラマ『仮面の花嫁 暗闇へのワルツ』が製作され、土曜ワイド劇場の1本として1981年3月14日に放映されている。
脚注
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