旧券(きゅうけん)は、日本銀行券(紙幣、お札)の種類の一つ。日本銀行兌換銀券として発行されたもので、券種は、旧百円券・旧十円券・旧五円券・旧一円券の4種である。日本銀行券のシリーズの中で最初(最古)のもので、1885年(明治18年)5月9日発行開始。大黒天がデザインされているのが特徴的であり、通称大黒札と呼ばれ、後継である改造券の発行後にこのシリーズが旧券と呼ばれるようになった。旧券は全券種発行が停止されているが、旧一円券のみが現在も法的には有効である。
なお、「旧券」の語は日銀用語としての別の意味として、現在法定通貨としての効力を有する日本銀行券のうち、現在発行されていないものをいうこともある。
旧券の一覧
脚注
注釈
出典