旧今井家住宅・美濃史料館
旧今井家住宅・美濃史料館(きゅういかいけじゅうたく・みのしりょうかん)は岐阜県美濃市にある江戸時代中期の町屋建物であり、博物館である。 美濃市の社会教育系施設であり、美濃市が直接運営する[1]。 概要美濃市美濃町伝統的建造物群保存地区を構成する建物の一つであり、市内最大規模の商家である。1994年(平成6年)3月29日に「旧今井家住宅」の名称で美濃市指定有形文化財(建造物)に指定されている[2]。今井家は美濃和紙の和紙問屋や庄屋を務めていた。 主屋は江戸時代中期に建てられた木造2階建の切妻造、桟瓦葺、平入の建物である。桁行12間、梁間8間、屋根両脇にはうだつがある。建坪は96坪(316.8m2)、延床面積は478.5m2。 母屋の奥には中庭と蔵などがある。中庭には日本の音風景100選に選定された水琴窟がある[3]。 建物は主屋の他、土蔵が4棟、茶室、鎮守社などの7棟からなり、これらを合わせた延床面積は1,007.22m2[1]。 建物は整備され、1990年(平成2年)に美濃市の史料を展示する旧今井家住宅・美濃史料館として開館[4]。歴史、民俗、生活上重要な資料を展示する郷土史料館[5]として、美濃市の歴史・文化、建造物に関する史料を展示する。展示は主屋(旧今井家住宅)以外に4つの土蔵で行われており、歴史、民俗、生活上重要な資料を展示する「美濃史料館」(最も大きな土蔵を使用)、うだつについて展示する「うだつ蔵」、美濃市の郷土芸能の美濃流し仁輪加について展示する「にわか蔵」、各種催し物などに使用される「催しもの蔵」となっている。 利用案内交通アクセス公共交通機関周辺施設
脚注
関連項目外部リンク
|