日産ディーゼル・バイソンバイソン は、日産ディーゼル工業(現:UDトラックス) で販売されていた小型トラック。 概要日産自動車が製造・販売する小型トラック、キャブオール(日産店・モーター店扱い)とクリッパー(プリンス店扱い)の兄弟車として1979年(昭和54年)9月に誕生した。型式はYC341型系。キャブオール、クリッパーに設定されていたガソリンエンジン車の設定はない。 その名前自体には力強さがあるものの、「倍損」とも受け止められる語感を敬遠するユーザーもあったという。 外観上は基本的にキャブオールおよびクリッパーと同様であったが、車体色にコンドル(CM90系)と同じホワイトを採用する点が異なる(キャブオールが青でクリッパーが緑)。またグリルの上部には、コンドルと同様にネームガーニッシュが取り付けられた。 1980年(昭和55年)6月、一部改良。ED33型エンジンを新たに設定し、冷間時の始動性向上のためにオートグロー及びアフターグローを追加、安全対策として、ロングボディー車のキャブ左側面にセーフティーウインドウを追加し、一部車種に排気ブレーキがオプション設定された。パワーステアリングも一部車種にオプション設定されたが、クーラーとは同時装着不可であった。 その後、1981年(昭和56年)12月に「コンドル20 / 30」(H40型系。アトラスの兄弟車)としてフルモデルチェンジし、その短い歴史の幕を閉じた。 車名の由来関連項目 |