日本翻訳家協会
日本翻訳家協会(にほんほんやくかきょうかい、英: Japan Society of Translators, JST、仏: Societe Japonaise des Traducteurs[1])は、日本の学術・文筆家団体。 概略1954年7月[注釈 1]、日本ペンクラブの中の「日本文学翻訳委員会」[注釈 2]と、鈴木信太郎が議長を務める「外国文学者協会」を母体として設立された[注釈 3]。1964年には創立10周年を機に、翻訳者を顕彰する日本翻訳文化賞を、翌年からは出版社を顕彰する日本翻訳出版文化賞を創設。国際翻訳家連盟(FIT)に加盟する日本代表の団体となった。1968年、分裂騒動が起き、1997年まで同名の別の団体が存在した(後述)。 歴代会長・理事長《出典:[3]》
分裂騒動1968年、豊田実の長期政権と佐藤亮一の独裁に反発した平松幹夫が、林髞(木々高太郎)を会長に選出し、同名の別団体を設立した。会長が平松幹夫、人見鉄三郎に代わったのち、1997年にこの分派側が解散して分裂騒動が終わった。その間、分派側では日本翻訳文化賞、日本翻訳出版文化賞という同名の賞を出していたため、複雑なこととなった[7]。 →「日本翻訳文化賞 (平松)」および「日本翻訳出版文化賞 (平松)」を参照
現在、この両賞について、協会の公式ウェブサイトにある「歴代受賞作品」の一覧の中には、かつて分派側が授与した受賞者・作品名は含められていない[8]。 脚注注釈
出典
参考文献
外部リンク
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