日本消防検定協会

日本消防検定協会
団体種類 特別民間法人[1]
設立 1963年10月1日[1]
所在地 182-0012
東京都調布市深大寺東町4丁目35番地16
北緯35度40分26.64秒 東経139度33分48.75秒 / 北緯35.6740667度 東経139.5635417度 / 35.6740667; 139.5635417座標: 北緯35度40分26.64秒 東経139度33分48.75秒 / 北緯35.6740667度 東経139.5635417度 / 35.6740667; 139.5635417
法人番号 9012405000937
主要人物 市橋保彦(理事長)
収入 31億5141万9千円(詳細
支出 31億5141万9千円(詳細
従業員数 104人(令和6年度)[2]
ウェブサイト https://www.jfeii.or.jp
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日本消防検定協会(にほんしょうぼうけんていきょうかい、 : Japan Fire Equipment Inspection Institute)は、消防法第21条の17に基づき、検定対象機械器具等についての試験及び型式適合検定、特殊消防用設備等の性能に関する評価並びに消防の用に供する機械器具等に関する研究、調査及び試験等を行い、もって火災その他の災害による被害の軽減に資することを目的として設置された特別民間法人[3][1]日本国内唯一の消防用機械器具の検定機関[4]

沿革

  • 1963年昭和38年)10月 - 特殊法人日本消防検定協会が発足[5]
  • 1964年(昭和39年)1月 - 消防用機械器具等の検定業務を開始[5]
  • 1969年(昭和44年) - 消防用機器の性能追跡調査の業務を開始[5]
  • 1978年(昭和53年) - 検定品の事故調査の業務を開始[5]
  • 1979年(昭和54年)11月 - 国際標準化機構の消防用機器に関する専門委員会に参画[5]
  • 1985年(昭和60年) - 外国検査データの受け入れ等の業務を開始[5]
  • 1987年(昭和62年) - 民間法人に移行[5]
  • 1988年(昭和63年) 11月 - 特定消防機器等性能鑑定の業務を開始[5]
  • 1991年平成3年) - 消防用機器の使用実態調査の業務を開始[5]
  • 1997年(平成9年)1月 - 虎ノ門事務所を開設し、放水型スプリンクラー設備の評価業務を開始[5]
  • 2001年(平成13年)6月 - 認定業務を開始[5]
  • 2002年(平成14年)7月 - ISO/IEC 17025試験所の認定を取得[5]
  • 2004年(平成16年)6月 - 特殊消防用設備等性能評価業務を開始[5]
  • 2013年(平成25年)4月 - 鑑定業務を廃止し、受託評価業務を開始[5]

業務内容

  • 消防法第21条の3に基づき、検定対象機械器具等についての試験を行うこと[6]
  • 消防法第21条の8第1項に基づき、型式適合検定を行うこと[6]
  • 消防法第17条の2第1項に基づき、特殊消防用設備等の性能に関する評価を行うこと[6]
  • 検定対象機械器具等に関する技術的な事項について総務大臣に意見を申し出ること[6]
  • 消防の用に供する機械器具等に関する研究、調査及び試験を行うこと[6]
  • 依頼に応じ、消防の用に供する機械器具等に関する評価を行うこと[6]
  • 上記に掲げる業務に附帯する業務を行うこと[6]
  • 日本消防検定協会定款第1条の目的を達成するために必要な業務を行うこと[6]

組織

所在地

施設名 郵便番号 住所
本所 182-0012 東京都調布市深大寺東町4丁目35番地16
大阪支所 530-0057 大阪府大阪市北区曾根崎2丁目12番7号 清和梅田ビル4階
虎ノ門事務所 105-0021 東京都港区東新橋1丁目1番19号 ヤクルト本社ビル16階

組織図

  • 理事長[7]
    • 監事[7]
    • 評議員会[7]
    • 理事会[7]
      • 総務部 - 庶務課、監理課[7]
      • 企画研究部 - 企画研究課、業務課、情報管理課、消費者相談室[7]
      • 警報設備部 - 感知設備課、報知設備課[7]
      • 消火・消防設備部 - 消火設備課、消防設備課[7]
      • 大阪支所 - 検査課、消費者相談室[7]
      • 虎ノ門事務所 - 消費者相談室[7]
役職員等(令和6年度)[2]
役職員 人数 補足事項
役員 10人 理事長(1人)
理事(8人/常勤:2人、非常勤:6人)
監事(1人)
職員 104人 本所(88人)
大阪支所(10人)
虎ノ門事務所(6人)
その他 評議員(10人)、顧問(1人)

役員

俸給[8]
役職 報酬額 補足事項
理事長 月額 92万7千円
理事 月額 82万円 非常勤役員に対する給与の支給については、毎年度予算の範囲内で理事長が定める。
監事 月額 70万8千円
役員名簿(2024年1月18日現在)[9]
常勤役員
役職 氏名 任期 経歴
理事長 市橋保彦 2023年10月1日 - 2025年9月30日 消防防災科学センター理事長
危険物保安技術協会会長
消防庁次長
内閣官房内閣審議官(危機管理担当)
理事 田中敦仁 2024年1月18日 - 2026年1月17日 三井住友信託銀行法人業務部アドバイザー
総務省中国四国管区行政評価局
地方公共団体金融機構資金部長
地方公共団体金融機構地方支援部長
理事 渡邉利浩 2023年11月15日 - 2025年11月14日 日本消防検定協会総務部長
日本消防検定協会警報設備部長兼消火・消防設備部長
監事 秋葉洋 2023年11月13日 - 2025年11月12日 日本消防検定協会技術役
消防庁消防大学校消防研究センター研究統括官
消防庁予防課危険物保安室長
消防庁消防大学校消防研究センター技術研究部長
消防庁予防課特殊災害室長
非常勤役員
理事 青山佳世 2023年4月11日 - 2025年4月10日
理事 伊豆原孝 2024年1月1日 - 2025年12月31日
理事 大谷英雄 2023年10月1日 - 2025年9月30日
理事 小野隆 2023年1月27日 - 2025年1月26日
理事 重川希志依 2023年4月11日 - 2025年4月10日
理事 村上研一 2023年1月27日 - 2025年1月26日

財務

収入(令和6年度)[2]
収入 収入額
事業収入
検定事業収入 16億401万8千円
特殊消防用設備等性能評価収入 660万円
受託事業収入 3億8262万1千円
小計 19億9323万9千円
事業外収入
余裕金運用収入 2216万6千円
雑収入 895万7千円
小計 3112万3千円
積立金
積立金取崩 11億2705万7千円
小計 11億2705万7千円
収入計
合計 31億5141万9千円
支出(令和6年度)[2]
支出 支出額
事業費
検定事業諸費 13億7331万4千円
特殊消防用設備等性能評価費 600万円
受託事業諸費 3億3936万6千円
調査研究費 4939万9千円
過年度還付金 50万円
小計 17億6857万9千円
一般管理費
福利厚生費 1728万5千円
管理旅費 633万2千円
管理諸費 2億2066万6千円
交際費 150万円
小計 2億4578万3千円
予備費
予備費 1000万円
小計 1000万円
資産取得費
建物建設費 8億1550万円
建物付帯設備費 2億9655万7千円
ソフトウェア開発費 1500万円
小計 11億2705万7千円
支出計
合計 31億5141万9千円

脚注

出典

  1. ^ a b c 総務省が所管する独立行政法人、特殊法人、特別の法律により設立される民間法人等の一覧”. 総務省. 2024年8月28日閲覧。
  2. ^ a b c d 令和6年度 収入支出予算」(PDF)『検定協会だより』第520号、日本消防検定協会、2024年4月4日、10-11頁、2024年8月29日閲覧 
  3. ^ 消防法 第四章の三 日本消防検定協会等”. e-Gov法令検索. デジタル庁. 2024年8月28日閲覧。
  4. ^ 犬童愛祐美「消防機器と化学」(PDF)『化学と教育』第65巻第10号、日本化学会、2017年、504-505頁、2024年8月30日閲覧 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 沿革”. 日本消防検定協会. 2024年8月29日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h 日本消防検定協会定款』(PDF)(プレスリリース)日本消防検定協会https://www.jfeii.or.jp/pdf/financial/teikan.pdf2024年8月29日閲覧 
  7. ^ a b c d e f g h i j 組織図”. 日本消防検定協会. 2024年8月29日閲覧。
  8. ^ 日本消防検定協会役員給与規程』(PDF)(プレスリリース)日本消防検定協会https://www.jfeii.or.jp/pdf/financial/salary_regulation.pdf2024年8月29日閲覧 
  9. ^ 役員名簿等』(PDF)(プレスリリース)日本消防検定協会、2024年1月18日https://www.jfeii.or.jp/pdf/financial/yakuin_R06118.pdf2024年8月29日閲覧 

外部リンク