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この項目では、在静放送局のアナログテレビ送信所について説明しています。在静放送局のデジタルテレビ送信所については「日本平デジタルタワー」をご覧ください。 |
地図
日本平テレビ・FM放送所(にほんだいらテレビ・エフエムほうそうじょ)は、静岡市清水区草薙の日本平に置かれている放送送信所である。
概要
1957年6月1日、NHK静岡放送局が総合テレビの電波を5chで送信し始めたのが、この送信所の起こりである。その後、1970年代までにNHK静岡の教育テレビと県域民放4社の送信所が出揃い、静岡県のアナログテレビジョン放送親局としての地位を確立。自局では静岡県中部地域と伊豆西海岸をカバーしていた。
FMラジオ放送はNHK静岡が1964年4月1日に実験放送を始め、それからちょうど19年後の1983年4月1日に民放のFM静岡が、1996年6月2日に地元コミュニティ局のエフエムしみずが、いずれも静岡放送の送信所を利用して放送を始めた。
しかし、テレビジョン放送のデジタル化に際し、NHKと県内民放連加盟5社は送信所を集約することで合意し、日本平デジタルタワーを建設した。
2011年7月24日のアナログ放送終了後、NHKとK-MIXはFMの送信所をデジタルタワーに移設。アナログテレビジョン放送の送信施設は5社局6波全部が2012年中に解体し撤去された[1][2]。
このため、現在この記事の範疇にある放送局では、エフエムしみずが一連の措置に伴い自社で新たに整備した送信所だけがある。
歴史
コミュニティFMラジオ放送
地上アナログテレビジョン放送
チャンネル |
放送局名 |
コールサイン |
空中線電力 |
ERP |
放送対象地域 |
放送区域 内世帯数 |
放送終了日
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02ch
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NHK静岡 教育 |
JOPB-TV |
映像1kW/ 音声250W |
映像6.6kW/ 音声1.65kW |
全国放送 |
約40万世帯 |
2011年7月24日
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05ch→09ch
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NHK静岡 総合 |
JOPK-TV |
映像10.5kW/ 音声2.7kW |
静岡県
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11ch
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SBS 静岡放送 |
JOVR-TV |
映像10kW/ 音声2.5kW
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31ch
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SDT 静岡第一テレビ |
JOSX-TV |
映像10kW/ 音声2.5kW |
映像94kW/ 音声4kW
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33ch
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SATV 静岡朝日テレビ |
JOSI-TV |
映像95kW/ 音声24kW
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35ch
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SUT テレビ静岡 |
JOQH-TV |
映像100kW/ 音声25kW
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- SATVとSDTは、開局時期が1年しか違わなかったということもあり鉄塔を共有していた。
- 2011年7月24日の停波をもって全局廃止となった。
その他
出典
- ^ “日本平アナログ送信所の解体がはじまりました”. 地デジで元気よろしくどうぞ テレしず技術担当者ブログ. テレビ静岡 (2012年1月6日). 2012年2月5日閲覧。
- ^ “生まれるツリー、消えるツリー”. 地デジで元気よろしくどうぞ テレしず技術担当者ブログ. テレビ静岡 (2012年3月13日). 2012年4月13日閲覧。
- ^ 日本平デジタル放送所に移設前のERPは、NHK-FM放送は、音声5.4kWで、K-mixは、音声4.7kWだった。
座標: 北緯34度58分30秒 東経138度27分56.4秒 / 北緯34.97500度 東経138.465667度 / 34.97500; 138.465667