『日本史探訪』(にほんしたんぼう)は、NHK総合で1970年4月8日から1978年2月28日まで放送されたテレビ番組である[1][2]。
概要
本番組はNHK・民放を通じ初めて毎週定時の歴史番組としてスタートした[3]。なじみの深い日本史の出来事や人物をテーマとする歴史番組であった。テーマにふさわしい歴史作家などをゲストに迎え、ゲストによるユニークな独自視点を現地取材で検証し、放送する。1975年度までは週1回30分の『日本史探訪』、1976年度からは月1回45分の『新日本史探訪』に改題し、テーマの幅を広げて放送した[3]。
基礎情報
- 日本史探訪
- 放送期間:1970年4月8日 - 1976年3月27日
- 放送時間
- 1970年度:水曜 22:10 - 22:40/木曜 17:05 - 17:35
- 1971年度:水曜 22:10 - 22:40/土曜 23:15 - 23:45
- 1972年度:土曜 22:00 - 22:30/木曜 14:30 - 15:00
- 1973年度:土曜 22:00 - 22:30/金曜 14:30 - 15:00
- 1974 - 1975年度:土曜 22:00 - 22:30/金曜 16:05 - 16:35
- 新日本史探訪
- 放送期間:1976年4月27日 - 1978年2月28日
- 放送時間:最終火曜 22:15 - 23:00
主なテーマ
日本史探訪
新日本史探訪
受賞歴
書籍化
角川書店から書籍として刊行された。企画は角川歴彦[5]。 ただし「古代編」は番組とは関係なく、雑誌『野性時代』に掲載されたものである[5]。
- 日本史探訪 第1集 - 第17集(1971 - 1976)
- 日本史探訪 別巻 古代編 1 - 2(1975)
- 新日本史探訪 第1集 - 第2集(1977 - 1978)
のち、角川文庫から再刊(1983 - 1985)
- 日本人の原像
- 古代王国の謎
- 律令体制と歌びとたち
- 大仏開眼と平安遷都
- 藤原氏と王朝の夢
- 源平の争乱
- 武士政権の誕生
- 南北朝と室町文化
- 戦国の武将たち
- 信長と秀吉をめぐる人々
- キリシタンと鉄砲伝来
- 関ケ原と大坂の陣
- 幕藩体制の軌跡
- 江戸期の芸術家と豪商
- 戯作と俳諧
- 国学と洋学
- 講談・歌舞伎のヒーローたち
- 海を渡った日本人
- 開国か攘夷か
- 幕末に散った火花
- 菊と葵の盛衰
- 幕末維新の英傑たち
のち、さいとう・たかをにより漫画化(角川書店・角川コミックス、1989 - 1991)
- 覇を競う戦国大名
- 奇想の天才と転換の時代
- 天下人秀吉の夢と現実
- 乱世に終止符をうった男
- 大航海時代と戦国日本
- 海からの砲声
- 漂流する日本
- 弾ける青春群像
- 敗れざる者たち
- 「明治」への疾走
のち作家別に再編集されて文庫刊行(角川文庫、1999)
- 司馬遼太郎の日本史探訪 司馬遼太郎 [著]
- 松本清張の日本史探訪 松本清張 [著]
- 永井路子の日本史探訪 永井路子 [ほか述]
脚注
関連項目
外部リンク
NHK総合 水曜22:10-22:40 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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日本史探訪
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NHK総合 土曜22:00-22:30 |
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日本史探訪
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NHK総合 歴史番組 |
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日本史探訪 ↓ 新日本史探訪
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