撤回監視

撤回監視
Retraction Watch
創立者
  • アイヴァン・オランスキー
  • アダム・マーカス
団体種類 出版後査読
設立 2012年8月
所在地 アメリカ合衆国北東部
主眼 撤回論文のデータベース化と論文の撤回問題の議論を通して公正な学術体制のあり方を推進
活動内容 学術論文の撤回を報告・分析・議論する
活動手段 ブログ
標語 Tracking retractions as a window into the scientific process
ウェブサイト retractionwatch.com ウィキデータを編集
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撤回監視(てっかいかんし、: Retraction Watch)またはリトラクション・ウォッチは、学術雑誌に掲載された論文撤回を報告・分析・議論するブログで、出版後査読post-publication peer-review)の1つである。

2012年8月、米国の2人の科学ジャーナリスト、アイヴァン・オランスキー(Ivan Oransky、医学誌の副社長・兼・編集長、医師免許所持者)[1]とアダム・マーカス(Adam Marcus、医学誌の編集長)[2]が創始した[3]

活動

ブログ記事に、撤回論文の著者の顔写真または関連写真を載せ、撤回論文の書誌情報、経緯、撤回理由、撤回状況を記述している。研究機関の調査報告書、裁判結果も記述している。事態の詳細を探るため、撤回論文の著者・関係者、論文掲載誌の編集長に問い合わせ、返答のメールを掲載することもある。

その記事に読者が実名・ハンドルネームでコメントできる。誰でも登録なしでコメントできるが、主に学術研究者と思われる。コメントは査読され、即時掲載されない。採択されない場合もある[4]

特徴を箇条書きにすると以下のようになる。

  • 撤回論文データベースとしては世界で唯一。
  • 撤回論文のデータベース化と撤回論文の報告・分析・議論を通して公正な学術体制のあり方を推進している。
  • すべての分野の撤回論文を扱うが、生命科学論文が多い。
  • 閲覧と登録は無料。
  • 英語

脚注・文献

  1. ^ About Ivan Oransky” (英語). Retraction Watch. 2016年1月4日閲覧。
  2. ^ About Adam Marcus” (英語). Retraction Watch. 2016年1月4日閲覧。
  3. ^ Collier, Roger (2011). “Shedding light on retractions” (英語). CMAJ 183 (7): E385-6. doi:10.1503/cmaj.109-3827. PMC 3080553. PMID 21444620. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3080553/. 
  4. ^ The Retraction Watch FAQ, including comments policy” (英語). Retraction Watch. 2016年2月28日閲覧。

関連項目

外部リンク