我谷ダム

我谷ダム
我谷ダム
所在地 石川県加賀市山中温泉我谷町
位置 北緯36度12分39秒 東経136度20分58秒 / 北緯36.21083度 東経136.34944度 / 36.21083; 136.34944
河川 大聖寺川水系大聖寺川
ダム湖 富士写湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 56.5 m
堤頂長 126.0 m
堤体積 78,000 m3
流域面積 86.1 km2
湛水面積 60.0 ha
総貯水容量 10,100,000 m3
有効貯水容量 8,750,000 m3
利用目的 灌漑発電洪水調節
事業主体 石川県
電気事業者 北陸電力(2010年に石川県企業局から譲渡)
発電所名
(認可出力)
新我谷発電所
施工業者 熊谷組
着手年 / 竣工年 1958年1965年
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我谷ダム(わがたにダム)は、石川県加賀市山中温泉我谷町、二級河川大聖寺川本流上流域に建設されたダムである。

概要

ダムの天端を国道364号が通り、石川県道153号我谷今立塔尾線の起点でもある。2006年平成18年)には上流に九谷ダムが竣工している。

ダム湖名は富士写ヶ岳の麓にあることから富士写湖(ふじしゃのうみ)。冨士写ヶ岳への登山口の3つの内の1つ我谷登山口はダム湖に架かるハンガーロープ式吊り橋である我谷吊橋を渡る。

湛水により水没した我谷集落では、の木を削った「我谷盆(わがたぼん)」という独自の民具が作られていた。集落の消滅とともに製法は一時途絶えたが、木工家の森口信一が復元した[1]

1970年5月、コンクリート詰めにされた事業家の遺体がダムで発見される事件が発生。後日、犯人が逮捕された[2]

ギャラリー

脚注

  1. ^ “ダムに消えた民具復活”. 日本経済新聞文化欄. 日本経済新聞社. (2016年5月11日) 
  2. ^ 共同経営者に疑惑 車から箱結んだヒモ『朝日新聞』1970年(昭和45年)5月19日朝刊 12版 3面

関連項目

外部リンク

  • 石川県河川課
  • ダム便覧(財団法人日本ダム協会) 我谷ダム
  • 北川賢佑「11.我谷ダムの影響」『金沢大学文化人類学研究室調査実習報告書』第23巻、金沢大学文学部文化人類学研究室、2008年3月、125-134頁、hdl:2297/9714NAID 110006621267