広島県立海田高等学校(ひろしまけんりつ かいたこうとうがっこう)は、広島県安芸郡海田町に所在する公立の高等学校。
概要
全日制課程の普通科と家政科を設置している。クラブ活動が盛んで、特色のある部活も多い。広島県教育委員会により進学指導重点校に指定されており、大学進学にも力を注いでいる。
- 設置課程・学科
- 2学科
- 校訓
- 一. 学園の一木一草に愛情を寄せる
- 一. 自己の天分を限りなく伸ばす
- 一. 己を見つめ、他を敬い、共に歩む
- 校章
- 3枚の葉の中央に花弁をあしらったもの。「高」の字は入っていない。
- 校歌
- 歌詞は3番まであり、校名は歌詞中に登場しない。
沿革
- 1942年(昭和17年)
- 2月23日 - 「広島県立海田高等女学校」の設立が認可される。修業年限を4年(現在の中1から高1に相当)、入学資格を国民学校初等科を卒業した12歳以上の女子とする。
- 4月1日 - 開校。初代校長に松浦宗義が就任。
- 4月10日 - 開校式・第1回入学式を挙行。
- 1946年(昭和21年)4月 - 修業年限が5年となる。
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制)が行われる。
- 高等女学校としての募集を停止。
- 新制中学校を併設の上(以下・併設中学校)、高等女学校1・2年修了者を新制中学校2・3年生として収容。
- 併設中学校は経過措置としてあくまで暫定的に設置されたため、新たに生徒募集は行われず、在校生が2・3年生のみの中学校であった。
- 高等女学校3・4年修了者はそのまま高等女学校4・5年生として在籍(ただし4年修了時点で卒業することもできた)。
- 1948年(昭和23年)5月3日 - 学制改革により、高等女学校が廃止され、新制高等学校「広島県海田高等学校」が発足。この時点では女子校であった。
- 高等女学校卒業者(5年修了者)を新制高校3年生、高等女学校4年修了者を新制高校2年生、併設中学校卒業者(3年修了者)を新制高校1年生として収容。
- 併設中学校の在校生が1946年(昭和21年)に高等女学校へ最後に入学した3年生のみとなる。
- 1949年(昭和24年)
- 3月31日 - 併設中学校を廃止。
- 4月30日 - 高校三原則に基づく公立高等学校再編により、総合制の「広島県海田市高等学校」が発足。男女共学を開始。
- 1953年(昭和28年)10月24日 - 火災により校舎を焼失。
- 1954年(昭和29年)3月14日 - 新校地仮校舎に移転。
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 「広島県海田高等学校」に改称。
- 1962年(昭和37年)9月 - 体育館兼講堂が完成。
- 1964年(昭和39年)11月 - 第5棟校舎が完成。
- 1966年(昭和41年)8月 - 第4棟校舎(本館)が完成。
- 1968年(昭和43年)
- 4月1日 - 定時制課程(夜間)を設置。
- 10月1日 - 「広島県立海田高等学校」(現校名)に改称(県の後に「立」が付される)。
- 1969年(昭和44年)4月 - 第3棟校舎が完成。
- 1973年(昭和48年)3月 - 格技場が完成。
- 1979年(昭和55年)6月 - 第7棟校舎が完成。
- 1984年(昭和59年)8月 - 新体育館兼講堂が完成。
- 1986年(昭和61年)1月 - 運動場に夜間照明装置を設置。
- 1992年(平成4年)12月 - セミナーハウス・同窓会館が完成。
- 2003年(平成15年)4月1日 - 定時制課程、単位制を導入。
- 2017年(平成29年) - 定時制課程の募集を停止。
- 2021年(令和3年)3月31日 - この日をもって定時制課程が閉課。53年の歴史に幕を下ろした。
授業
- 50分授業で休憩が10分。月曜日・木曜日・金曜日は7限授業、火曜日・水曜日は6限授業。
学校行事
- 主な学校行事はおおむね生徒会が企画・運営を行う。1年生が展示、2年生がゲーム、3年生が食品バザーを行う。体育祭は、全校が赤・白・青の3組に分かれ優勝を争う海田高校最大のイベントになっている。校内に同窓会館「海翔館」がある。
アクセス
著名な卒業生
関連項目
外部リンク