年間最優秀女子サッカー選手賞 (Fußballerin des Jahres) は、ドイツにおいてその年に最も優れた実績を挙げた女子サッカー選手に与えられる賞である。
概略
男子選手側のドイツ年間最優秀サッカー選手賞同様、キッカー誌 (Kicker-Sportmagazin) が主催し、ドイツスポーツジャーナリスト連盟 (Verband Deutscher Sportjournalisten) 会員の投票によって受賞者が決定される。
受賞資格者はドイツ人選手に限定されず、ドイツの国内リーグであるブンデスリーガに所属する、ドイツ以外の国の国籍を保有する選手も含まれる。
歴史
同賞は1996年に創立され、初代受賞者にはマルティナ・フォスが選ばれた[1]。
最多受賞回数はビルギット・プリンツの8回 (2001-2008年) で、インカ・グリンクスの3回とフォスの2回が続く。
グリンクスは1999年に、歴代最年少 (当時21歳) で受賞した後、2009年度には、2位のビルギット・プリンツが獲得した97票を大きく上回る343票を獲得して2度目の受賞者となった[1]。翌2010年には、201票を集めて3度目の受賞を果たした[2]。
1998年に受賞したジルケ・ロッテンベルクは、2010年3月現在唯一の、同賞を受賞したゴールキーパーである。
受賞者一覧
ランキング
受賞回数
順位
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氏名
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受賞回数
|
受賞年
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1. |
ビルギット・プリンツ |
8
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2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008
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2. |
インカ・グリンクス |
3
|
1999, 2009, 2010
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2. |
ジェニファー・マロジャン |
3
|
2017, 2018, 2019
|
4. |
マルティナ・フォス
|
2 |
1996, 2000
|
4. |
セリア・シャシッチ |
2
|
2012, 2015
|
4. |
アレクサンドラ・ポップ |
2
|
2014, 2016
|
7. |
ジルケ・ロッテンベルク |
1
|
1998
|
7. |
ベッティナ・ヴィーグマン |
1
|
1997
|
7. |
ファトミレ・バイラマイ |
1
|
2011
|
7. |
マルティナ・ミュラー |
1
|
2013
|
7. |
ペルニレ・ハルダー |
1
|
2020
|
7. |
ニコル・ビッラ |
1
|
2021
|
7. |
リー・シュレル |
1
|
2022
|
所属クラブ別受賞回数
順位
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クラブ名
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受賞回数
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受賞年
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1. |
1.FFCフランクフルト |
9
|
2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2015
|
2. |
FCR2001デュースブルク[3]
|
5 |
1996, 1999, 2000, 2009, 2010
|
3. |
VfLヴォルフスブルク |
4
|
2013, 2014, 2016, 2020
|
4. |
オリンピック・リヨン |
3
|
2017, 2018, 2019
|
5. |
グリュン=ヴァイス・ブラウヴァイラー
|
1 |
1997
|
5. |
TSVジーゲン |
1
|
1998
|
5. |
1.FFCトゥルビネ・ポツダム |
1
|
2011
|
5. |
SC07バート・ノイェンアール |
1
|
2012
|
5. |
TSG1899ホッフェンハイム |
1
|
2021
|
5. |
FCバイエルン・ミュンヘン |
1
|
2022
|
ポジション別受賞回数
脚注
関連項目
外部リンク