常盤 司郎(ときわ しろう、6月25日 - )は、日本の映画監督、脚本家。
来歴・人物
福岡県筑豊地区[1]に生まれる。幼少期より映画音楽を聴いて育ち、映画監督を志し上京[2]。
2005年、映画「落下距離・百三十センチ・鳥」(劇場未公開)を自主制作で発表し、第9回プチョン国際映画祭に正式招待される[3]。
2006年、サザンオールスターズ初のドキュメントムービー「FILM KILLER STREET-Director’s cut-」を監督。7年ぶりのアルバムが作られるまでを繊細にとらえたドキュメントが話題を呼び、オリコンランキング週間DVDランキング1位となる[4]。
2010年、短編映画「クレイフィッシュ」でショートショートフィルムフェスティバル2010のミュージックShortクリエイティブ部門にて最優秀賞と観客賞を開催初のダブル受賞[5]、新・鎌倉映像フェスティバル(審査員長:大林宣彦)で最優秀作品賞を受賞。続く短編映画「皆既日食の午後に」(出演:濱田龍臣、新井浩文、南沢奈央、田口トモロヲ)では2011年の同映画祭でプレミア上映され大きな話題となり、その後ギリシャ国際短編映画祭インターナショナル部門・作品賞にノミネートされるなど世界9カ国の国際映画祭に正式招待される[6]。
2019年、映画『最初の晩餐』で長編映画デビューし、第34回高崎映画祭では最優秀監督賞を受賞した[7]。
”4冠”最多受賞を受けて常盤監督は「数日前に受賞の一報が届いたとき、電話越しにプロデューサーの泣き声が聞こえてきました。それがこの映画の制作期間、7年の重みなのだと思い、胸が熱くなりました。この場をお借りして『最初の晩餐』を支えてくださった最高のスタッフと最高のキャスト、またこの映画に携わってくださった全ての方々に御礼を申し上げます」と、コメントを寄せている。
映画、CM、ミュージックビデオの監督・脚本をはじめ、井上陽水「森花処女林」のジャケットデザインなど様々な分野で活動している。
監督作品
映画
CM
ミュージックビデオ
ドキュメンタリー
- サザンオールスターズ「FILM KILLER STREET-Director’s cut-」(2006年) - 監督・脚本・編集
書籍
小説
受賞歴
映画
『落下距離・百三十センチ・鳥』
『99%の自殺』
『クレイフィッシュ』
- Short Shorts Film festival & Asia 2010 最優秀賞&観客賞(開催初W受賞)
- 新鎌倉映像フェスティバル2012 最優秀作品賞
- ATHENS International Short Film Festival 2010 正式招待
『皆既日食の午後に』
- ギリシャ国際短編映画祭2014 インターナショナル部門ノミネート
- Short Shorts Film Festival & Asia 2011 特別招待作品
- Doha Tribeca Film Festival 2011 正式招待
- 高雄国際映画祭(台湾)2011 正式招待
- ベルリン・インターフィルム国際映画祭2014 正式招待
『最初の晩餐』
- 第34回高崎映画祭[7]
- 最優秀監督賞(常盤司郎)
- 最優秀助演女優賞(斉藤由貴)
- 最優秀助演男優賞(窪塚洋介)
- 最優秀新人男優賞(楽駆)
- 第29回日本映画批評家大賞[14]
- 主演女優賞賞(戸田恵梨香)
- 助演男優賞(窪塚洋介)
- 第12回TAMA映画賞
- 第93回キネマ旬報ベストテン
- New York Asian Film Festival 2020 クロージング上映作品
- 第23回上海国際映画祭 パノラマ部門正式招待
- Hawaii International Film Festival 2020 正式招待
- 第7回シルクロード国際映画祭 パノラマ部門正式招待
その他
『サザンオールスターズ「FILM KILLER STREET-Director’s cut-」』
『Microsoft Gears of war「Let’s it Yunnie! Vlog」』
『Yahoo!インターネット募金「Coin Magic」』
- New York festivals Finalist
脚注
出典
外部リンク