市原市立湿津小学校(いちはらしりつ うるつしょうがっこう)は、千葉県市原市潤井戸にある公立小学校[1]。文部科学省の学校コードはB112210004486、旧学校調査番号は121066[2]。
概要
市原市北東部の市津地区に位置する[1]。明治時代後半に創立した比較的歴史の長い小学校で[3][4]、2023年で開校120周年を迎えた[1][5]。第2次ベビーブーム終息以降は児童数が減少傾向にあったが、うるいど南の開発が進んだことから再び増加傾向となり、その増加率は市内トップの勢いである[3][4]。
通学区域が広大であるため、最大約35%の児童が一般路線バスを利用して通学している[4]。
沿革
概歴
学校教育法施行前
1874年(明治7年)に、横峰小学校、葉木小学校、古都辺小学校の3校が開校した[3][6]。その後これらは再編され、徳潤尋常小学校、薫風尋常小学校、陶成尋常高等小学校となる[4][6]。1903年(明治36年)にこれらが合併して、湿津尋常高等小学校となった[3][6]。1915年(大正4年)には新校舎が新築されたほか、小田部分教場が設置される[3][6]。しかし、その新築されたばかりの校舎は1917年(大正6年)9月の台風により倒壊してしまった[4]。それらの再建は1920年(大正9年)まで待つこととなる[4]。1941年(昭和16年)に国民学校令が公布されると、湿津国民学校に改称した[4]。
学校教育法施行後
戦後、1947年(昭和22年)の学校教育法施行に伴い湿津村立湿津小学校に改称した[3][4]。その後、1955年(昭和30年)の村合併により市津村立湿津小学校となり、1961年(昭和36年)には町制施行によって市津町立湿津小学校となる[3][4]。1963年(昭和38年)には再度の町村合併により現校名の市原市立湿津小学校となった[3]。1982年(昭和37年)には児童数が過去最高の978名(25学級)に達した[4]。以降、児童の減少が進み、2010年(平成22年)に過去最低の230名となったものの、うるいど南の開発が進行したことから再び増加傾向にあり、近年は児童数が500名を超える規模となっている[4]。
年表
校則
校章
校歌
施設
敷地
敷地の詳細は以下の通りである[7]。
所在地
|
〒290-0171 千葉県市原市潤井戸2299番地14
|
所有者
|
市原市
|
敷地面積
|
19,256m2
|
用途地域
|
なし
|
指定建蔽率
|
60%
|
指定容積率
|
100%
|
取得価格
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729,345,000円
|
建物
敷地内に存在する建物は以下の通りである[7][8]。
棟番号
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棟名称
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構造
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階数
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延床面積
|
建築年
|
耐震
|
Is値
|
備考
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001
|
校舎-1
|
RC造
|
地上3階建て
|
1,728.00m2
|
1976年
|
旧基準
|
耐震化工事済
|
0.72
|
|
002
|
校舎-4
|
RC造
|
地上3階建て
|
842.00m2
|
1981年
|
旧基準
|
耐震性あり
|
0.71
|
[注釈 1]
|
003
|
体育館
|
RC造
|
地上2階建て
|
747.00m2
|
1974年
|
旧基準
|
耐震化工事済
|
0.78
|
|
004
|
校舎-2
|
RC造
|
地上2階建て
|
713.00m2
|
1968年
|
旧基準
|
耐震性あり
|
0.73
|
|
005
|
校舎-6
|
S造
|
地上1階建て
|
325.00m2
|
1981年
|
旧基準
|
耐震性あり
|
1.24
|
|
006
|
校舎-4
|
RC造
|
地上3階建て
|
260.00m2
|
1976年
|
旧基準
|
耐震性あり
|
0.96
|
|
007
|
校舎-5
|
RC造
|
地上2階建て
|
174.00m2
|
1976年
|
旧基準
|
耐震性あり
|
1.00
|
|
008
|
校舎-2
|
RC造
|
地上2階建て
|
167.00m2
|
1968年
|
旧基準
|
耐震性あり
|
0.79
|
|
009
|
校舎-3
|
S造
|
地上1階建て
|
103.00m2
|
1965年
|
旧基準
|
不明
|
不明
|
[注釈 2]
|
010
|
便所・校舎-7
|
RC造
|
地上2階建て
|
86.00m2
|
1968年
|
旧基準
|
耐震性あり
|
0.89
|
|
011
|
倉庫・物置
|
木造
|
地上1階建て
|
76.00m2
|
1981年
|
旧基準
|
-
|
-
|
|
012
|
校舎-7
|
S造
|
地上1階建て
|
60.00m2
|
1985年
|
新基準
|
不明
|
不明
|
[注釈 2]
|
013
|
調理室・校舎-1
|
RC造
|
地上3階建て
|
35.00m2
|
1968年
|
旧基準
|
耐震化済
|
不明
|
[注釈 3]
|
014
|
倉庫・物置
|
木造
|
地上1階建て
|
26.00m2
|
1981年
|
旧基準
|
-
|
-
|
|
015
|
校舎-3
|
S造
|
地上1階建て
|
21.00m2
|
1975年
|
旧基準
|
不明
|
不明
|
[注釈 2]
|
016
|
倉庫・物置
|
木造
|
地上1階建て
|
20.00m2
|
1970年
|
旧基準
|
-
|
-
|
|
017
|
調理室・校舎-3
|
S造
|
地上1階建て
|
17.00m2
|
1982年
|
新基準
|
不明
|
不明
|
[注釈 2]
|
018
|
校舎-3
|
S造
|
地上1階建て
|
12.00m2
|
1975年
|
旧基準
|
不明
|
不明
|
[注釈 2]
|
019
|
便所
|
RC造
|
地上1階建て
|
10.00m2
|
2002年
|
新基準
|
不明
|
不明
|
|
併設施設
規模
2022年(令和4年)4月1日現在の学校規模は以下の通りである[注釈 4][9][10]。
児童数
|
529名
|
学級数
|
20学級
|
通学区域面積
|
25.414km2
|
通学区域人口
|
8,542人
|
諸活動
児童会活動
部活動
年間行事
通学区域
以下の町丁字とその範囲を通学区域に指定している[11]。
通学区域内施設
通学区域内の主な施設は以下の通りである。
中学校区
隣接小学校区
アクセス
- ちはら台駅から徒歩58分
- 小湊鐵道バス(喜02系統、塩03系統、浜03系統、茂22系統)「喜多」で下車後、目の前。
出身有名人
脚注
注釈
- ^ 公共施設カルテには「新耐震」と記載してあるが[7]、耐震化一覧表には「旧基準」と記載してある[8]。建築年から考えると着工は新基準になる前であることから、ここでは「旧基準」と記載する。
- ^ a b c d e 耐震化表への記載なしのため、現在使用停止中もしくは撤去済か(同事例:市原市立青葉台小学校 - 棟番号004)[7][8]。
- ^ 耐震化一覧表では建築年が異なる棟番号001と同じ扱いとなっている[7][8]。
- ^ 児童数には特別支援教育を受けている者も含む。学級数には特別支援学級も含む。
出典
関連項目