岩田醸造株式会社(いわたじょうぞう)は、北海道札幌市中央区北3条東4丁目に本社を置く食品メーカー・醸造メーカーである。1892年(明治25年)創業。北海道千歳市にある工場で生産されている高品質な「紅一点」ブランドの味噌で知られている。
沿革
主な製品
- 味噌
- 紅一点 だし入りみそ - 1987年発売。鰹節と昆布のだし入り。沸騰した湯に素早く溶ける「やわらかタイプ」。派生商品として「紅一点 だし入りこうじみそ」「紅一点 だし入りみそ減塩」を発売。
- 紅一点 無添加みそ
- 北海道みそ紅一点
- ほほえみ紅一点 - 1964年発売のロングセラー。
- 紅一点 こめゆたか
- 紅一点 石狩
- 紅一点 十勝(白こし、赤粒の2種類)
- 紅一点 無添加生 雪しぐれ
- 紅一点 北海道大豆みそ 清里
- 紅一点 甘こうじみそ - 1964年発売のロングセラー。
- 本伝紅一点
- 紅一点 北海道赤粒
- 紅一点 北海道白粒
- 紅一点 クッキングママ液体だし入りみそ - 2001年発売。溶けやすい液体タイプの味噌。
- 紅一点 ちゃんちゃん焼き用みそ
- 紅一点 北海道おでん味噌 夏HOT冬ホッと
- 即席みそ汁
- シングルカップみそ汁 - わかめ、豆腐、しじみなど数種類。
- お徳用即席みそ汁
など多数。
事業所
- 札幌本社 - 札幌市中央区北3条東4丁目3-6(アンテナショップ「蔵太郎(くらたろう)」を併設している。)
- 千歳工場 - 千歳市上長都1130-13
- 商事部 - 江別市萩ケ岡8-1
- 東京支店 - 東京都世田谷区砧8丁目1-10
CM
北海道内限定で、下記提供番組でテレビCMを放映している。「味は満点、紅一点」のフレーズで知られるCMソングは三木鶏郎の作詞・作曲。
ここでは代表的なテレビCMを紹介する。
- 1994年 - 1995年9月頃
- 味噌の容器に手足が生えたものが輪を作ってダンスを踊る映像で、「♪ふたが、ついたついた! 紅一点に(オー!タッチポン!)」というCMソングが流れる。「だし入りみそ」「無添加みそ」「十勝」に「タッチポンふた」が採用された旨のナレーションが流れ、最後は「便利、便利!」というボイスが入るものであった。
- 1995年10月頃 - 2000年(推定)
- パターンは2種類あり、母親がみそ汁を作りながら「紅一点」のCMソングを歌い、そのそばで父親(北脇一徹)が指揮し、男の子が鍵盤ハーモニカ、女の子がソプラノリコーダーで伴奏するもの(最後は食卓で家族そろってみそ汁を掲げ「いただきまーす!」と唱和する)と、母親がみそ汁を作っている後ろで合唱団が「紅一点」のCMソングを歌うものが存在した(その際、画面下部にCMソングの楽譜がスクロール表示されていた)。使用している味噌はいずれも「紅一点 だし入りみそ」。
- 2001年10月 - 2012年3月
- 男の子2人がCG映像をバックにダンスしながらCMソングを歌うバージョンだった。CMソングは「ぼくはだいすき 紅一点、ひゃくてんまんてん 紅一点…」と、従来のものと異なるバージョンであった。最後に表示される味噌は「紅一点 だし入りみそ」。
- 2012年4月 - 2018年3月
- 「紅一点」のCMソングの原曲がアレンジされて久々に使用された。冒頭で男性が「紅一点の時間だよ!」とコールするものと、女性が「紅一点の時間ですよ!」とコールするものの2パターンが存在した。最後の映像はみそ汁をバックに紅一点ロゴを表示(2012年4月 - 12月は紅一点ロゴの下に「おかげさまで、創業120周年」と表示。2017年は紅一点ロゴの上に「紅一点 だし入りみそ」のパッケージを表示し、「おかげさまで(左側)発売30周年(右側)」と表示された)。
- 2018年4月 - 現在
- 「お味噌のここがミソ!」と題し、味噌には必須アミノ酸が含まれていることをPRするという内容。千歳工場にあるサイロが顔つきで登場している。
提供番組
いずれも北海道ローカルでの提供。
スポンサークレジットに関しては、STVでは「紅一点」、HBCなどでは「紅一点みそ」と表記されていたが、現在は白絨毯の上に赤色で「紅一点 KOH-ITTEN」と表記されている。
なお、千歳工場にあるサイロにも「お味噌なら 味は満点 紅一点」と表記されている。
かつては札幌ドームで広告表示を行っていた。
現在
過去
脚注
- ^ HBCテレビタイムテーブル 1975年9月 北海道立図書館所蔵。
外部リンク