岡本一郎

岡本 一郎(おかもと いちろう、1935年-2022)は、日本の指揮者リュート奏者。日本初の古楽アンサンブル[1]であるダンスリールネサンス合奏団のリーダーとしても知られる。

経歴

1935年大阪で生まれる。関西学院大学経済学部、ギリシャ国立音楽院卒。

1972年ダンスリールネサンス合奏団を結成し、当時はまだ日本ではほとんど聴かれることのなかった古楽器(リュート、ヴィオールレベックシターンクルムホルンサズカヌーンなど)を用いての、中世西洋音楽ルネサンス音楽の演奏活動を開始。日本における中世・ルネサンス音楽の先駆者として、現在に至るまで第一線で活躍している[1]

1982年にはダンスリールネサンス合奏団として、東京の駐日フランス大使館において、昭和天皇も出席したミッテラン大統領主催の答礼晩餐会に招かれ、御前演奏を行った。

妻はフランス人の画家デザイナーのマリヴォンヌ・ナジェル・岡本。ダンスリールネサンス合奏団にコーディネイターとして参加し、ジャケットデザインなども手掛ける。

門下生にはギタリスト藤井眞吾藤井敬吾、リュート奏者の佐野健二野入志津子らがいる。相愛大学講師・同志社女子大学講師を歴任。現在[いつ?]関西学院大学マンドリンクラブ技術顧問。

1995年1月17日阪神・淡路大震災では、兵庫県西宮市仁川の自宅が被災し、同居していた父を亡くした[1]

2022年7月1日、敗血症により死去。

脚注

  1. ^ a b c 連載・特集|阪神・淡路大震災|震災20年目|語る20年 (4) 「ダンスリー・ルネサンス合奏団」代表 岡本一郎さん” (Japanese). 神戸新聞NEXT. 神戸新聞社 (2015年1月4日). 2020年3月16日閲覧。

関連項目

外部リンク