岡山県道61号妹尾御津線(おかやまけんどう61ごう せのおみつせん)は、岡山県岡山市南区から北区を結ぶ県道(主要地方道)である。
概要
岡山県岡山市南区古新田から岡山空港に接続して北区御津宇垣(旧御津町大阪府)に至る。
路線データ
歴史
路線状況
国道2号岡山バイパス・旧2号線・国道180号本線・国道53号を繋ぐ、岡山県内の重要幹線の南北連絡を担う主要幹線のひとつである。また吉備津彦神社、山陽自動車道吉備スマートインターチェンジ、最上稲荷、岡山空港の至近を走る、これら各施設のアプローチロードとしての側面を持つ。
年末年始の時期[2]および吉備津彦神社の御田植祭の初日に行われる本殿祭の時間帯[3][4]には本路線の一部に車両全面通行止めや一方通行・右折禁止などの交通規制がかかり、周囲の市道や国道180号を迂回するよう指示が出される。
- 南区古新田交差点から北区久米交差点(岡山県道162号岡山倉敷線)までは2車線区間だが、久米交差点より山陽新幹線を超えた先にある北区尾上の無名交点までは4車線区間となる。久米交差点は渋滞しやすいポイントである。
- 尾上の無名交点を超えると即座に車線が減少し以降は吉備津彦神社前交差点で国道180号に合流するまで無車線区間となる。うち、吉備津彦神社の鳥居前から踏切を超えて吉備津彦神社前交差点までは吉備津彦神社の参道である。また同鳥居前から備前一宮駅構内踏切を超えてすぐの交点を左折すると岡山県道243号一宮備前一宮停車場線になり、鳥居前から踏切まで、同県道との重複区間である。この無車線区間は大型車の通行が物理的に不可能となっている上、付近は小学校・幼稚園・保育園・公民館が点在する住宅地となっており、場所によっては歩行者と車の道路上の通行区分があいまいとなっている。特に児童の通行が多く不測の事態が起こりやすい道路となっているため、同区間の拡張は現在急務となっている。
- 国道180号に合流後は岡山市街地方面にわずかに東進し中川橋交差点まで重複区間となる。中川橋交差点左折後は中川(笹ヶ瀬川支流)の土手を川の上流に向かって走る事になる。この土手も自動車の対向可能な無車線道路となっている。途中から中川は大きく湾曲し本路線から離れるが以降は2車線道路と無車線道路が短いスパンで不規則に入れ替わる。山陽自動車道の高架を超えると大窪の住宅地が至近となり小学校・幼稚園が近いスクールゾーンとなるため、ここでも尾上の無車線区間同様に、通行に注意が必要となる。
- 大窪から福谷を超えると以降は2車線区間として安定する。この区間突入後は少しだけ平地が続く。また果物の特産地として知られる一宮地域の農地をロードサイドとするため、個人直売所も点在する。ただし長野を超えると以降は2車線保持のまま山道となり、いくつもの峠を越えていく事になるため坂の登攀と降下、さらにはカーブを繰り返し行う事になる。
- 岡山県道72号との交点(赤い橋脚が存在する交差点。この橋脚は滑走路の誘導灯。)まで至ると、以降は岡山空港のアプローチロードとして終点まで2車線区間として整備されている。空港を超えた後は広域農道を兼ねた御津側からの空港のアプローチロードとして同様に整備されているが、山道であるために両側は山や崖の壁面である事が多く人里からは遠く離れる。山を越えると終点・宇垣交差点までは農村地帯。終点部周辺のみ商店があり、御津工業団地に入る交差点にはローソンの御津工業団地入口店が、踏切付近の駐在所向かい付近には、ディスカウントドラッグコスモスが、宇垣交差点周辺に天満屋ハピーズ金川店とホームセンターのジュンテンドーと渋谷石油が運営する昭和シェル石油のガソリンスタンドとコインランドリーが合体した敷地があり、道路向かいにドラッグストアのザグザグの店舗(テナントとしてクリーニング店入居)が存在する。
重複区間
地理
通過する自治体
交差する道路
沿線にある施設など
脚注
関連項目