山澤 逸平(やまざわ いっぺい、1937年3月1日 - 2018年11月16日)[1]は、日本の経済学者。一橋大学名誉教授。
人物
東京府東京市芝区生まれ。一橋大学経済学部や大学院・経済学研究科教授、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、国際大学学長、朝日新聞社外委員、APEC賢人会議日本代表等を歴任。日経・経済図書文化賞受賞、外務大臣表彰受賞、瑞宝中綬章受章[2][3]。
奥田英信(一橋大学名誉教授)[4]、竹中平蔵(慶應義塾大学名誉教授、経済財政担当大臣、総務大臣)、中村洋(慶應義塾大学教授)、浜矩子(同志社大学名誉教授)、江上美芽(ユタ大学併任教授)、中北徹(東洋大学名誉教授)などは山澤ゼミナール出身[5]。
公益財団法人日本国際フォーラム参与[6]、政策委員[7]。2014年、瑞宝中綬章受章。2018年11月16日死去。叙正四位[8]。
学歴
職歴
著書
単著
- 『日本の経済発展と国際分業』(東洋経済新報社, 1984年)
- 『国際経済学』(東洋経済新報社, 1986年/第2版, 1993年/第3版, 1998年)
- 『アジア太平洋経済入門』(東洋経済新報社, 2001年)
- APEC : new agenda in its third decade, (Institute of Southeast Asian Studies, 2012)
共著
- (山本有造)『長期経済統計 : 推計と分析(14)貿易と国際収支』(東洋経済新報社, 1979年)
編著
- 『APECの新展開――大阪会議に向けて』(アジア経済研究所, 1995年)
- Asia Pacific Economic Cooperation (APEC): Challenges and Tasks for the Twenty-first Century, (Routledge, 2000).
- 『UNCTADの新発展戦略』(アジア経済研究所, 2001年)
共編著
- (池間誠)『資源貿易の経済学』(文真堂, 1981年)
- (田中拓男)『貿易日本の活路――市場開放と企業戦略』(有斐閣, 1984年)
- (野原昂)『アジア太平洋諸国の貿易と産業調整』(アジア経済研究所, 1985年)
- (豊田俊雄)『発展途上国――成功と挫折』(洋販出版, 1985年)
- (平田章)『発展途上国の工業化と輸出促進政策』(アジア経済研究所, 1987年)
- The Economic Development of Japan and Korea: A Parallel with Lessons, co-edited with Chung H. Lee, (Praeger, 1990).
- (平田章)『先進諸国の対発展途上国貿易政策』(アジア経済出版所, 1990年)
- (平田章)『先進諸国の産業調整と発展途上国』(アジア経済研究所, 1991年)
- (平田章)『日本・アメリカ・ヨーロッパの開発協力政策』(アジア経済研究所, 1992年)
- Trade Policies Towards Developing Countries, co-edited with Akira Hirata, (St. Martin's Press, 1993).
- (三和総合研究所)『アジア太平洋2000年のビジョン』(東洋経済新報社, 1993年)
- (鈴木敏郎・安延申)『APEC入門――開かれた地域協力を目指して』(東洋経済新報社, 1995年)
- (今井健一)『中国のWTO加盟――グローバル・エコノミーとの共生を目指して』(アジア経済研究所, 2001年)
- (天川直子)『21世紀の開発戦略――グローバリゼーション下の発展途上国の経験と展望』(アジア経済研究所, 2002年)
- (平塚大祐)『日・ASEANの経済連携と競争力』(アジア経済研究所, 2003年)
- (馬田啓一・国際貿易投資研究会)『通商政策の潮流と日本:FTA戦略とTPP』(勁草書房, 2012年)
- (馬田啓一・国際貿易投資研究会)『アジア太平洋の新通商秩序:TPPと東アジアの経済連携』(勁草書房, 2013年)
訳書
脚注
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