山本和生

山本 和生
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県北九州市
生年月日 (1946-09-30) 1946年9月30日(78歳)
身長
体重
177 cm
74 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手
プロ入り 1972年 ドラフト3位
初出場 1973年10月16日
最終出場 1978年10月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
  • 読売ジャイアンツ (1979 - 2000)

山本 和生(やまもと かずお、1946年9月30日 - )は、福岡県出身の元プロ野球選手内野手)。1973年から1975年までの登録名は山本 和雄

来歴・人物

九州工業高校では1963年秋季九州大会に進むが、1回戦で日南高に敗退。翌1964年春季九州大会でも1回戦で海星高に完封負け。甲子園には出場できなかったが、強打の内野手として知られる。高校の一期上に佐藤玖光がいた。

卒業後は熊谷組に入社、四番打者として起用される。都市対抗野球大会に5回出場。1968年都市対抗では一塁手として準々決勝に進むが、この大会に優勝した富士製鐵広畑神部年男に抑えられ1-2で惜敗[1]1971年都市対抗では二塁手として準々決勝に進むが、電電近畿に再試合の末に敗退[1]

1972年ドラフト会議読売ジャイアンツから3位指名を受け入団。26歳でのドラフト指名は2022年船迫大雅と並び球団史上最年長である。主に控え三塁手遊撃手として起用され、守備には定評があった。1975年に8試合、1976年には5試合に先発出場を果たす。1976年は打率.313を記録。同年はリーグ優勝決定時のウイニングボールを捕球しており[2]阪急ブレーブスとの日本シリーズでは4試合に出場。第3戦に七番打者、遊撃手として先発出場するが、山田久志の前に2三振に終わる、代打としてシリーズ最後の打者ともなった。1978年限りで引退

引退後は二軍コーチに就任し、一軍コーチとしても1994年の日本一に貢献。その後読売ジャイアンツの合宿所の寮長を務めた。厳しく、几帳面な性格で寮長としては自主性を求めた上原浩治とは衝突した一方で木佐貫洋を評価していたという[2]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1973 巨人 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
1974 22 9 7 4 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 2 0 .143 .333 .143 .476
1975 55 39 38 1 5 0 0 0 5 0 0 0 0 0 1 0 0 14 0 .132 .154 .132 .285
1976 77 52 48 6 15 4 0 2 25 5 1 0 0 0 4 0 0 5 0 .313 .365 .521 .886
1977 53 26 22 3 5 1 0 0 6 0 0 0 3 0 1 0 0 2 1 .227 .261 .273 .534
1978 23 19 16 1 1 0 0 0 1 0 1 0 2 0 1 0 0 4 0 .063 .118 .063 .180
通算:6年 231 146 132 15 27 5 0 2 38 5 2 0 5 0 8 0 1 28 1 .205 .255 .288 .543

記録

背番号

  • 30 (1973年 - 1975年)
  • 39 (1976年 - 1978年)
  • 83 (1979年 - 2000年)

登録名

  • 山本 和雄 (やまもと かずお、1973年 - 1975年)
  • 山本 和生 (やまもと かずお、1976年 - 2000年)

脚注

  1. ^ a b 「都市対抗野球大会60年史」日本野球連盟 毎日新聞社 1990年
  2. ^ a b ハダカの長嶋巨人(34)山本和生コーチの巻 東スポWEb

関連項目