山元一山元 一(やまもと はじめ、1961年12月23日 - )は、日本の法学者。専門は憲法。学位は、博士(法学)(東京大学・1992年)。慶應義塾大学法科大学院教授。放送大学客員教授。 来歴静岡県出身。静岡県立静岡高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部政治学科で憲法学の清水望に師事。本貫は、朴禮俊(예준イェジュン) 博士論文は、「《法》《社会像》《民主主義》−フランス憲法思想史研究への一視角−」[国家学会雑誌106・107]。 専門は、日本国憲法・フランス憲法・トランスナショナル人権法。研究対象は、比較法としてのフランス憲法をはじめ、憲法学を巡る方法論, 思想史, 憲政史/理論, グローバル化, など、多岐にわたる。 近年はフランスの名門グランゼコールの一つである、パリ政治学院[Sciences-Po]で招聘教授として毎年授業を行っている。2008年より慶應義塾大学法務研究科教授。所属学会は、公法学会、全国憲法研究会、憲法理論研究会、国際人権法学会、日仏公法セミナー、日仏法学会。 2014年、指導上のハラスメントで学生を自殺へ追い込む 2019年、放送大学客員教授として『グローバル化時代の日本国憲法』を担当。 2022年、パリ第二大学付属ミシェル・ヴィレイ研究所客員研究員。 解釈改憲の積極的肯定論2015年、「安全保障環境の変化や国民各層の意見を聞きながら、少しずつ9条解釈を変更していく選択肢もあり得るのではないか」と発言し、横畠裕介ら「内閣法制局の見解である新たな憲法解釈が正当性を獲得する」ような可能性が、ややあるのではないかと指摘している憲法学者の一人[1]。 同年、解釈改憲には、「憲法の創造的発展という一面があることを意味しており、もしそうだとすれば、新たな内閣法制局による憲法9条解釈も今後の日本の将来においてそのような役割を担う可能性は否定できない。」とした[2]。護憲派として解釈改憲は、憲法の創造的発展なのであるとし、日本国憲法9条に関する解釈改憲を積極的に肯定している。 放送大学の印刷教材においても、同様の主張をしており、集団的自衛権の容認は立憲主義に反するものではなく、受け入れるべきとしている[3]。 学歴
職歴
著書単著
共編著
訳書
共編訳脚注
外部リンク
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