尾之上 浩司(おのうえ こうじ、生年非公開)は、日本の英米文学翻訳家、評論家[1]。
略歴
東京都大田区出身、神奈川県在住。
1990年代にモダンホラー評論家として注目され、以後、ホラー小説・映画やTV原作の翻訳、ノベライゼーションの執筆を主に行っている。
また、リチャード・マシスンの翻訳多数。
1989年、SFコミューン名義で編集・刊行したファンジン『SFヒストリー』でSFファンジン大賞グランプリを受賞。
編著・共著
- 『イラストレイテッド ファンタジー ブックガイド』 (共編著、JICC出版局) 1989
- 『モダンホラー読本』(共著、創現社オーパス) 1990.8
- 『超常現象事件[X-ファイル]の謎』(編著、大森望, 堺三保, 三村美衣ほか共著、ナイト・ストーカーズ名義、フットワーク出版) 1995.8
- 『特集・本の雑誌〈2〉ブックガイド篇』(本の雑誌編纂、角川文庫) 1995.11
- 『電撃!! スパイ映画の謎』(編著、青井美香, 三村美衣ほか共著、ナイト・ストーカーズ名義、フットワーク出版) 1996.6
- 『超常現象事件[X-ファイル]の謎 リターンズ』(編著、東雅夫, 三村美衣ほか共著、ナイト・ストーカーズ名義、フットワーク出版) 1996.11
- 『エヴァンゲリオン 創造と結末の解明 - THE CREATION “EVA”』(編著、弓立社) 1997.7
- 『原子怪獣あらわる! GODZILLA誕生の秘密と日本特撮ソフトの未来』(編著、ナイト・ストーカーズ名義、フットワーク出版) 1998.7
- 『メイキング・オブ・スモール・ソルジャーズ』(編著、ソフトガレージ) 1998.12
- 『ザ・キューブリック - 知られざる秘かな愉しみ方』(モノリス1・2・3名義、フットワーク出版) 1999.9
- 『シネマガイドブック (2000年版洋画編)』 (マガジンハウス、Magazine House mook) 2000.9
- 『リドリー・スコット - 期待の映像作家シリーズ』 (フィルムメーカーズ、キネ旬ムック) 2001.10
- 『ホラー・ガイドブック』(編著、共著、角川ホラー文庫) 2003.1
- 『最新 恐竜映画画報』(映画秘宝 2015年09月号増刊) 2015.7
- 『ハヤカワ文庫SF総解説2000』 (共著、早川書房ソフトカバー) 2015.11
- 『世にも不思議な怪奇ドラマの世界』(山本弘、監修・加筆・翻訳、洋泉社ソフトカバー) 2017.4
- 『ゴースト・ハンターズ完全読本』(洋泉社ソフトカバー)編著とあるが実質的に単著 2018.2
- 『「プリズナー No.6」完全読本』(伊東麻紀, 岡和田晃, 小山正, 樫原辰郎, 春日武彦, 笹川吉春, 立原透邪, 野阿梓, 深泰勉, 松坂健共著、洋泉社ソフトカバー)(洋泉社ソフトカバー) 2018.6
- 『ロッド・サーリングと「四次元への招待」完全読本』(洋泉社ソフトカバー、三浦玲子翻訳協力) 2018.11
雑誌編集監修
アンソロジー監修
ノベライゼーション執筆
『スモール・ソルジャーズ』(ギャビン・スコット, テリー・ロッシオ脚本、ソフトガレージ) 1998.12
『The OC. season 1 v.1』(コーリイ・マーティン、竹書房文庫) 2006.8
『ザ・ウォーカー』(ゲイリー・ウィッタ脚本、角川文庫) 2010.5
翻訳
- 『新トワイライトゾーン』(J・M・ストラジンスキー、扶桑社ミステリー) 1991.5
- 『恐竜クライシス』(ハリー・アダム・ナイト、創元推理文庫) 1994.11
- 『スター・ストーカー 狙われるスターたち 』(ジョージ・メイヤー、北原尚彦共訳、扶桑社ミステリー) 1996.9
- 『必携 スティーヴン・キング読本 - 恐怖の旅路』(ジョージ・ビーム、風間賢二, 白石朗, 宮脇孝雄共訳、文芸春秋) 1996.9
- 『ザ・セブンス・ゲスト 異界からの招待状』(マシュー・J・コステロ、クレイグ・ショウ・ガードナー、講談社) 1997.1
- 『HELL 地獄の聖戦』(C・ウィリアムソン、青井美香共訳、講談社) 1997.3
- 『レリック』上・下(ダグラス・プレストン, リンカーン・チャイルド、扶桑社ミステリー) 1997.5
- 『震える血 エロティック・ホラー』(リチャード・マシスン, ロバート・マキャモン, グレアム・マスタートン他、夏来健次共訳、祥伝社文庫) 2000.2
- 『喘ぐ血 エロティック・ホラー』(リチャード・レイモン, グレアム・マスタートン他、大森望, 田中一江, 夏来健次, 本間有共訳、祥伝社文庫) 2000.5
- 『囁く血 エロティック・ホラー』(グレアム・マスタートン他、加藤洋子, 本間有, 夏来健次共訳、祥伝社文庫) 2000.9
- 『リドリー・スコットの世界』(ポール・M・サモン、扶桑社 2001.4
- 『〈猿の惑星〉隠された真実』(エリック・グリーン、本間有共訳、扶桑社) 2001.8
- 『モンスター・ドライヴイン』(ジョー・R・ランズデール、創元推理文庫) 2003.2
- 『鬼警部アイアンサイド』(ジム・トンプスン、ハヤカワ・ミステリ) 2005.5
- 『キング・コング』(エドガー・ウォーレス他(原案)、デロス・ラヴレス(ノベライズ)、ハヤカワ文庫NV) 2005.11
- 『美しき罠』(ビル・S・バリンジャー、ハヤカワ・ミステリ) 2006.9
- 『上海から来た女』(シャーウッド・キング、ハヤカワ・ミステリ) 2007.5
- 『地球の静止する日』(尾之上浩司編、ハリー・ベイツ他、南山宏共訳、角川文庫) 2008.11
- 『スター・トレック』(アラン・ディーン・フォスター、増田まもる, 北原尚彦共訳、角川文庫) 2009.5
- 『ダニエル・ラドクリフのすべて ハリー・ポッターになった少年 』(グレイス・ノーウィッチ、INFASパブリケーションズ) 2009.6
- 『ババ・ホ・テップ』(ジョー・R・ランズデール、 尾之上浩司日本オリジナル編・解説 熊井ひろ美, 佐々田雅子, 高山真由美, 北野寿美枝, 七搦理美子共訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、現代短篇の名手たち4) 2009.9
- 『ヒーローの作り方』(オットー・ペンズラー編、小林宏明, 東野さやか, 三角和代ほか共訳、早川書房ハードカバー) 2010.8
- 『きみがくれた未来』(ベン・シャーウッド、角川文庫) 2010.11
- 『アイ・アム・ナンバー4 ロリエン・レガシーズ』(ピタカス・ロア、角川文庫) 2011.6
- 『ウォーキング・デッド ガバナーの誕生』(ロバート・カークマン, ジェイ・ボナンジンガ、角川文庫) 2012.2
- 『シャーロック・ホームズ最強クイズ』(ジョン・ワトスン、北原尚彦共訳、扶桑社ミステリー) 2012.5
- 『ダーク・シャドウ 血の唇』(マリリン・ロス、扶桑社ミステリー) 2012.5
- 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(アラン・ディーン・フォスター、角川文庫) 2013.8
- 『事件記者コルチャック』(ジェフ・ライス、真崎義博共訳、ハヤカワ文庫NV) 2013.8
- 『シルヴァー・スクリーム』上・下(デイヴィッド・J・スカウ編、夏来健次, 田中一江共訳、創元推理文庫) 2013.11
- 『狙われた女』(ジャック・ケッチャム, リチャード・レイモン, エドワード・リー著、金子浩共訳、扶桑社ミステリー) 2014.7
- 『世にも不思議な物語 世界の怪奇実話&都市伝説』(レノア・ブレッソン、扶桑社ミステリー) 2014.8
- 『シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1』(ジョージ・マン編、扶桑社ミステリー) 2015.9
- 『シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち2』(ジョージ・マン編、扶桑社ミステリー) 2015.11
- 『翼のジェニー - ケイト・ウィルヘルム初期傑作選』(ケイト・ウィルヘルム、佐藤正明, 安田均, 増田まもる, 伊東麻紀共編訳、TH Literature Series) 2016.10
リチャード・マシスン
クトゥルフ神話関連
短編翻訳(加筆中)
- 「侵入者」ボブ・ショウ(Invasion of Privacy, Bob Shaw,1970)『奇想天外 21世紀版 アンソロジー』山口雅也編 2017.10
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解説
脚注
- ^ 『アイ・アム・レジェンド』 (ハヤカワ文庫NV)巻末の訳者略歴より
外部リンク
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